わたしゃ独身貴族だからね

15.わたしゃ独身貴族だからね

『わたしゃ独身貴族だからね』近所のkさんが大きな声で云いました。80才です。一昨年の2月に旦那さんが亡くなり今は一人暮らしで、今日は日曜日、我が家にお茶を飲みに遊びに来ていたのです。

おばさんは一人暮らしを嘆いているわけでは 決してないのです。長女・次女・長男の3人のお子さんがいて10km離れた所に長女の方がいて頻繁に尋ねて来ては こまめに面倒を見てくれています。畑の仕事の方は力仕事は東京の息子さんが毎週位にお孫さんを2人連れて来ては作業をやって呉れていて、出来る範囲での仕事の管理や収穫は やり、「良く動くなあ」と 感心することしきりです。(でも稲作の田圃は無理で私が委されてやっております)

この方はその年でもすごく活動的で 村にあるボランティア組織「いずみ会」に参加され デイサービスや特別養護老人センターで奉仕活動をされています。「いずみ会」は高齢者の方々が体の動く限り 体の動かなくなってしまった人の面倒を看る為 出来ることのお手伝いをしようと云う事で組織された団体です。会長さんは8?才。82年から開始して今年で19年。昨年には自分たちの活動がもう2000回を数えたと 「2000回達成記念碑」をたて 意欲を高め新たな参加者を募っています。

『今日はね、ちょっとね、旅行のお誘いに来たあのよ。このお寺の旅行だけどさ 一緒に行かない(行きませんか)。行ったことの無いとこだしさ いいよ。私もお寺の旅行は行ったこと無いしさ、行ってみようかなと思ってさ。』『あんたも元気だない、私なんかえっそ(全然)駄目だわい。行きたいはやまやまだけど 元気が無くてさあ、お金もねえし(無いし)あっこ痛てえ ここ痛てえって 数えているだけだわい。あんたみたいに なんでもかんでも やれりゃあいいわいなあ。』『わたしゃ独身貴族だからね・・・・・』

このお年になって こう言えるなんて素晴らしい事ですね。みんなとのボランティア活動を通じて 裏付けされた言葉なのかな、自分自身の事を はたから見られているとは 大違いの受け止め方で暮らして 楽しんで生活をされているのです高齢者一人暮らし=『わたしゃ独身貴族だからね』=いい言葉、最高。

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