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長野県農村セラピー協会設立の趣意書。ご参加下さい | 信州せいしゅん村

長野県農村セラピー協会設立の趣意書。ご参加下さい

長野県農村セラピー協会 設立趣意書(案)
                           
21世紀を生きる私たち日本人の暮らしは文明の恩恵に囲まれ、それを享受した物が溢れる豊かな生活の中にあります。
一方で、若い人を中心に多くの人々が都市へ集中し、取り残された地方や農山村は疲弊し、また、全国的な不況が長く続く中、都市部における厳しいビジネス競争、社会のひずみを受けやすい子どもたちのいじめ、毎年3万人を超える自殺者などを生み出し、これからの社会に心のやすらぎや癒しを提供する必要性が広がってきています。

このような時代背景の中で、長野県ほっとステイ協会が2002年から取り組んできた農村生活体験『ほっとステイ事業』では現在、毎年1万人もの体験者が農村を訪れることとなり、食べるものを作り出す農業、人々の暮らし方、伝統文化や風俗習慣、人と共存する豊かな自然や、これらを支え続ける人と人の繋がりの温かさなどを通して、現代人に失われつつある真のやすらぎや癒しを体験することができると、各方面から高い評価を受けています。
近年では海外からの観光客も増加してきており、年齢・国籍などを超えて多くの人々に、新しい観光形態、新しい感動体験として認められるようになりました。

 このような経過や実績を踏まえ、信州せいしゅん村は信州大学感性工学科と共同研究を重ねる中で、癒やされ感の数値化を図ることにより、農村体験には癒され感を向上させる効果があることを実証しました。
更に昨年には、県立木曽病院様や信州大学医学部様のご協力を得て、この癒やされ感を医学的見地から機械測定し、判定しようとの試みにも着手しました。
また、国の農商工連携支援事業を活用した新たな事業展開として、農業体験による癒やされ感のビフォー・アフターの数値的変化をネット上で提供する試みをスタートしました。 

私たちは、『農村での各種体験から得られる様々な癒され効果』を「農村セラピー」と呼称することとしました。そして私たちは、これを活用した付加価値の高い観光商品の研究と普及を目指し、この度「長野県農村セラピー協会」を立ち上げ、もって長野県内への誘客と更なる農村振興に寄与することにしました。

農業や観光業者のみでなく大学や医療機関とも連携を取り、訪れた人々が「なぜ」癒されるのか、「どれだけ」癒されるのかなど、人々の感性領域にまで踏み込んだ研究も踏まえながら、現代人に必要なやすらぎと癒しを様々な形で提供・普及し、世界に通用する農村観光モデルを提案・創造していく所存です。

趣旨にご理解いただき御参加いただきますようお願い申し上げます。

                   2011年1月17日
発起人代表
長野県ほっとステイ協会
代表 小林一郎

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