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日帰り農村体験『 ほっと ステイ』「学習の考え方」

1.目的を意識して望む=学習する前に
今の子供達は、地域社会の大人社会とは隔絶された社会の、子供世代社会の中だけで大きくなり、大人社会とは学校の先生、塾の先生、親ぐらいとしか交わらず、成長をしています。本来は地域の大人社会に見守られ、事の善悪や思いやりを学ぶはずが、リセットすれば生き返る事の出来るゲームの世界で大きくなっています。
ひとの痛みを分からない育ちをした子供達や大人子供が、一般社会の大人が考えられないような『17歳の悲劇』に象徴される非行や、思いも寄らないことを引き起こし、また惨劇に巻き込まれていると私達は思います。
それの重大性を気付かず推移してきた社会状況に対し、これを防ぐには、昔に返って、大人社会からもっと学ぶことをしなければならないと思います。これを目指して行っているのが『ほっとステイ』です。これを実施するには「大人社会から学ぶ事の重大性の認識」をし、「素直にふれあえる状態」になって頂きたいのです。

2.交流場所=ありのままの農村生活・環境
交流が伴わない単なる農作業体験や収穫体験を計画通りヤラセ提供するものでは無く、『ありのままの農村生活』です。農作業体験だけをしたい、長時間作業体験をしたいとのご要望に応える体験ではありません。この様な場合はお断り致します。
1)交流・体験が行われる場は1)家庭の生活が営まれている畑や田圃での作業や家の中でのお茶・食事時間
2)山や川・田畑での自然体験は 家庭が案内はしますが インストラクターのいない「自然体験の原点=自分達の気の向くままの体験」の体験です。

3.目指すもの
交流しながら体験=農村の大人との交流から得られるもの=「生きる力を育む」。

ほっとステイ学習の基本は「交流しながら体験する」事です。訪れる子供達の今日までの学習から得た知識が、「交流しながら体験する場」でどう生かされるのか。そして『ほっとステイ』を行うに当たり、事前・当日・事後の学習を通して行った『学び』が、今後の成長にどんな影響を与えるかを、学習活動の成果として求めて下さい。

1)都市部の子供世代(孫)が、知らない世界の「ありのままの農村」で、農村の初対面の大人世代(祖父母)と、交流の基本や一般常識に配慮し濃密な交流を体験します。

2)生活体験として、その日の暮らしである農作業・お茶のみ・散策等を共にし、祖父母世代から孫世代へと伝えられて来ていた、民族の歴史・風俗・習慣またその人の歩みや生活の知識を学び、それらから「人との交流の大切さ」、「食の大切さ」、「命の尊さ」を 学んで欲しいのです。

3)周辺散策として田畑や山川に出て自然体験し、農業や自然の本当の現実に接する中で、心躍る発見をして、「自然の大切さ」を自覚して欲しいのです。

4)それらから得られる『学び』によって、人や食や環境を思いやる心を育て、自らの問題として、それを「生きる力」として、考える切掛けにして欲しいのです。