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一ノ瀬 綾著 「家族のゆくえ」 〈風濤社〉刊 | 信州せいしゅん村

一ノ瀬 綾著 「家族のゆくえ」 〈風濤社〉刊

17.一ノ瀬 綾著 「家族のゆくえ」 〈風濤社〉刊

謹呈と書かれた一冊の本が送られてきました。この村出身の女性作家 一ノ瀬 綾さんの著作「家族のゆくえ」と言う題名の本で帯には『日本の家族はどこへ行くのか』 崩れゆく日本の家族。老いを迎え苦悩する夫を必死に支える主婦を主人公に、都会に逃げた息子・娘達の姿を通して、日本の家族のありようを描いた力作長編600枚。と有ります

一ノ瀬 綾さんとはまだお会いしたことはないのですが 私の先生のお兄さん(橋詰さん)が大阪に住んでおり そのお兄さんが一ノ瀬さんと同郷ゆえに親交があり 私達の信州「せいしゅん村」の活動をご覧になって 私に一ノ瀬さんをご紹介したいので どうでしょうかと話しがあったのです。是非お願いしますと返事をしたところ 早速一ノ瀬さんに紹介状を出していただき 程なく私が一ノ瀬 綾さんに宜しくご指導ご鞭撻をお願いしますと手紙を書き 先ほどの本を贈られたと云うことなのです。本を頂いて嬉しいですが それ以上に もっと嬉しいですね、なぜかお判かりですか。登場人物全員が武石村生まれ(田舎の育ち)で ふる里武石村から出て 活躍されている方々だからです。 

信州「せいしゅん村」の活動を 色々な方々に熱心に説明をして これからはどうしても この様な考え方のもと 村おこしをしていかなければならないので御協力をお願いしたいと 事ある毎にお話をしてきました。その結果 信州「せいしゅん村」を接点に この様な繋がりが出来てきたのでした。 村の、農村のこれからの事を考えた時 何とか今より少しでも良くなればいいな という行動をしている事を評価して頂き その上でこの様なかたちで支援者の輪が広がっていく、これが大変嬉しいことなのです。 一段と頑張ろうと気合いが入ります。

そんな御縁で頂いた本なのですが 一ノ瀬先生が描かれている「家族のゆくえ」では 現在の農村の家族の生き様、考え方が赤裸々に書かれていて 本当に今の農村の現状を捉えており そしてまた 個々の人間の考え方が世相を映していて感服し、うんそうだろうとも納得もします。しかし的確に描写されているだけに 現実の人々の心の中に寒々しさを感じ 何か空恐ろしく成り、 世の中何か間違っている、直さなければ成らない大事な事が手着かずで そのままにされているのではないでしょうか。このままでは17才の悲劇で象徴される事例を 今後益々繰り返して行くのではないかと 心配で成りません。 

今、農村は本当に困っています。 書かれている通りでも有り それ以上もっと深刻の部分も有るのです。 「農村が立ちゆかなくなる」 この様な現状はいつから始まり いつ終わるのでしょうか。 私達はこの本を読んで自分自身の周りに置き換えてみて 自分自身あるいは 家族・一族 何か思い違いはしていないだろうか。間違った考え方、行動はしていないだろうかと 一人で、夫婦で、家族で大いに語り合う必要が有るのではないでしょうか。

本の文章はこの地方の方言が多く使われており 懐かしさが感じられます。信州「せいしゅん村」の 《たけしの方言》 ロゼッタストーンにも 同じ表現が使われてもおり そちらも参考にしながら皆さん是非読んで見て下さい。ベストセラーに成りますように御祈念申し上げます。

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