思い出の里体験


せけんばなし

心許す触れ合いに『これなーに』と尋ねる食事『思い出の里』
「古田舎と恋仲」を生み出すあの畑、あの話し『思い出の里』

ー村人が生き生き『思い出の里』ー

明日へつながる「思い出」をいつの間にか残す『思い出の里』



『手を取り花』

福寿草が群生している中で 『一心同体の花』が咲いているのを時折見つけます。根元からの立ち上がりが 軸が一本で 途中から軸が二本に分かれ、その先に花が それぞれついて 咲いている花の事です。 同じ大きさに咲いている事はまれで 大小の違いがハッキリしていて 夫婦花とも呼んでもいますが 仲良く手を取って 向かい合ってお互いを見つめ合って咲いている姿は 『手を取り花』と呼ぶ方が似つかわしいでしょうね。 沢山見つける程に幸せになれると 皆さん一生懸命探し 数を数えているようです。 
群生地から離れ 一株だけで咲いている『手を取り花』は よく見ていると 何か訴えている様な気がしてきます。 探してみて下さい。




堀家の子供達

せいしゅん村のメンバーの一人で堀さんがいますが その子供さん達は 三兄弟で上が女の子で小学校3年生、下二人が男の子で小一と年中さんで 寒いのにもかかわらず 活発に外遊びをする毎日で 元気で周りを駆けめぐります。 いずれもしっかりと挨拶が出来、私にもハッキリとした大きな声で話しかけて来て 色々な話しをします。
良くこれほどに育ててきたなと感心することしきりです。
今日は私の家の物置の屋根の上に 靴が乗ってしまったと云って 『とらせて下さい』と挨拶をして お父さんと一緒に箒を持って来ていて靴をその箒で掃くようにして取り始めました。 お父さんに肩車をして貰い 箒を振り回していましたが取れませんので 縁石に上がり試しましたが上手くいかず、私の家から 三脚を持ち出し 漸く取れました。
『ありがとうございました』と云って 嬉しそうに持ち帰って行きました。
それにしても良く挨拶が出来る子供達です。






野沢菜漬け

野沢菜漬け 食後感想文(方言文)を頂きました。理解できますか??



『愛情の強さの現れか!』

イッチャンの漬けた・お葉漬け 家へ・けえって・さっそく・ごっつおーに・なりやしたが 鼈甲色に・じっくら・漬かってて・うんまかったで!
情熱の味が・したでなぃ。晩酌の・おつまり・にして一杯余計に・飲みやした。

昔先輩から 「お客さんちでお茶・ごっつぉうに・なったとき、相手がおばあさんならいいが、漬物が・うめえって・あまり褒める・もんじゃねえで。
特に・若ぇ・奥さんの場合は気い付けな」、、、と・おさった・もんだわい。

褒める相手が わしより・世間の・ひれぇ・額をした“ おっしゃん” だからいっくら・褒めたって・ちっとも・苦にゃ・ならねぇけどなぃ。

酒飲みの・年寄りにゃ、ちっと・甘みが勝ってるように・思いやしたが・こりゃあ・尚子さんへの愛情の・濃さっ・ちゅうもんが うなでに・出たっ・つうもんだ・ねえかい!。

去年 信州「せいしゅん村」コラム&エッセイ のご縁で・75歳の・せっこういい・おっしゃんが作った味噌豆を譲ってもらって 十二麹で作った味噌を暮れから・使っていやすが この・うんめーこと、春先のじゃがいもとねぎを入れた朝の味噌汁!  こてーされねーなぃ!。 これぞ・ふんとの”てまえみそ”っつうもん・かいねぇ?


福寿草祭り

此の村には福寿草の群生地が『唐沢』と云う場所に有ります。唐松林の中に群生していて それは見事で長野県一と 言われてもおかしくないでしょう。地元の人達が丹誠込めて手入れをしてきました。昨年早稲田の学生さんも増殖を手伝って呉れました。
この福寿草群生地の有る唐沢地区で 『福寿草祭り』が3月上旬〜4月上旬に行われます。『一目10万株』と云われるこの群生地はカラ松林の中にあり『まだ雪の残る大地を福寿草が静かに 力強く黄金色のジュウタンで敷きつめ、見る人を感動に包みます』とポスターに書かれています。 木道でバリアフリーに整備されていて 車椅子でも気軽に訪れ易い場所となっていますので是非お出かけ下さい。お待ちもうしております。

祭り期間中は 『うつくしの湯』割引券が進呈されたり 豚汁無料サービス(数量限定)も行われます、売店も出ていますので 楽しいひとときを過ごす事が出来るでしょうね。 『福寿草写真コンテスト』も開かれますが 花が開いている時間帯・開花時間は10時〜15時です、早くても遅くても駄目です。シャッターチャンスを逃さないようにして下さいね。

雪が融けて春が来ると 見ることが出来ますが もうじきです。 
こんな事を思い冬の遊びに家の中で詩を作ってみました。


福寿草
雪のベールを 凍えて忍ぶ福寿草
初めて知った 辛い苦しい寂しいを
温もり触れて 癒したい
来てくれますか あなたが支え
ああ美ヶ原(うつくし)に雪残し 堪えて待ちます
幸せ招く黄色い花よ、福寿草

光かがやき 此処にいますと福寿草
信濃路遙か あなた恋い来るその時は
寒さを忘れ 踊りたい
まばゆいですか わたしは今も
ああ美ヶ原(うつくし)にいだかれて 時を待ちます
幸せ運ぶ黄色い花よ、福寿草

これは可憐と 雪穴に咲く福寿草
あなたとわたし 同じ想いで雪布に
楽しみ描き 過ごしたい
咲いていますか 手を取り花は
ああ美ヶ原(うつくし)に空蒼く 夢叶えます
幸せ築く黄色い花よ、福寿草




秋植の野菜の状態
雪が消えている間に畑に出て 秋植の野菜の状態を写して来ました。

アサツキ エシャロット
ほうれん草 キャベツ
ネギ ニンニク

根菜類は私がよく見ても そこに有るのか無いのか判らない状態です。葉菜類は姿は見えますが ひたすら寒さに耐えていますと云う状態です。

寒い地方の野菜達は 寒さにエネルギーを奪われないように 無駄な成長しようとするエネルギーを使わず 秋の終わり迄に成長したままの状態でひたすら耐えているのですが 成長を見込めれない時は無理して成長をすると自分が死んでしまうと どうして判るのですかね。 成長したものは枯れるし 冬を迎える時に 成長しすぎていても 枯れます。

学校も職場も冬休みが有るのに 『人間の生きていく人生の中』でも 冬休みが有っても良いですよね。 自然は皆、そうにやって生きていて、それを人間が認めているのに 人間同士の中では なかなか認めない。


停電

昨夜(2/3)パソコンのスイッチを切り外へ出てシャッターを閉めて道路に出た時、大きなバーンと言う音と もの凄い光が発し 辺りは停電してしまいました。光った所を見てみると20メートル先の電柱から火花が続けて出て 燃えています、怖いです。30秒位たって 再び先程の様に 音と火花が出ました、暫くして周りの家々から人が出て騒ぎ出しました。うちのしょう(我が家の人)も玄関を開けて 飛び出して来て『凄い音がして 電気が消えちゃった』といいますので 『ほら見てみな、あそこの電柱だよ』と見た顛末を話しそこを見て家に入りローソクを探して僅かな明かりを確保し ローソクの明かりで風呂に入るのも良いもんだと云って風呂に入ったところ 間抜けですね、浴槽の中は冷たく 電気がないから ボイラーが使えないと 漸く気が付きました。寒くて震えて居ました、ホント。
翌日 電気会社から来て修理をしていましたので『何が有ったのですか』と聞くと 『カラスがつっついたんだない』と傍らを指さします。見てみるとカラスの足一本と羽が少し残って居ました。『一年に一度位はあるんですか』と聞いた所、『いや、しょっちゅう有るよ。よりによって 日曜日の夜にこんな事起こさなくっちゃいいのに 厭んなっちゃうよ』 『修理はどの位掛かったのですか』 『そうさなー、2時間ぐらい掛かったかな。昼間だったら直ぐ治るのになー』 こんな御苦労をされていたのに わたしは布団の中でいつ復旧したのかも知らず寝入っていて 申し訳有りませんでした。ご苦労様でした。







寒さを忘れるイイハナシ『おたやさま(おたや祭り)』

52年まえの1月14日に お見合いをした若い二人がいました。見合いが終わり『二人で「おたやさま」に行って来たらどうだい』と 進められ行ったのだそうです。片道一里(4q)の道のりを そのころは車もなく 歩いて行くしかなく 初めて会った二人ですので 男性は黙々と ひたすら先を歩き 話す言葉もなく、手をつないで呉れて歩いたわけでもなく それは寂しい初デートでした。 女性はこの日 おろしたての下駄を履いて来ていましたので 山車を見て歩き 足が痛くて辛い中、 帰り道の赤坂で その鼻緒が切れてしまい 困ってしまいました。 この時やおら男性は 腰に下げていた手ぬぐいを取り出し 引き裂き その鼻緒をたててくれのです。 困っているときに助けて貰うことが誰でも嬉しく この女性もすっかりその男性を 気に入ってしまったのでそうです。 漸く言葉は交わしたものの しかし辺りは真っ暗でしたが 女性の家までは送ってくれず 大分手前の辻で 『この辺で』と云って帰って行ってしまったのだそうで 大変心細かったと今でもハッキリ覚えているそうです。 
『手を握って呉れた訳でもなく、ちゃんと送って呉れた訳でもなく 考えて見れば薄情だよ、父ちゃんは』と 云いながら 寒いからと着膨れをし 作業場でにこやかに散髪をしている 昔も今も変わりはしない仲の良い御夫婦の話し。 





成人式

武石村の成人式が一日、中央公民館で11時より開かれ 私も招かれて参列しました。5年前は80人ほどの新成人が今年は丁度50人となり少子化が顕著に現れて来ています。高齢化率が28%を越えもうすぐ1/3が65才以上の高齢者になってしまいます。選挙管理委員長の話が18分ととても長く 選挙権を持った意義を強調していましたが 若い人の意見を大人・年輩者は 選挙権の行
使の結果だけで 見るだけでなく 良く聞かなければと思います。









獣害対策学習会

兵庫県芦屋市の六甲ハウスで第5回の『獣害対策学習会』が開かれると役場から紹介が有り 思い切って参加を申し込んだ所、気持ち良く参加を認めて頂き参加しました。 行ってみると京都大学、名古屋大学、大阪大学、北海道大学、琉球大学他の大学や 財団法人、農水省や県の専門家の人々が自分の研究テーマを熱っぽく語り 鋭い質問や指摘がなされており予想通りの素晴らしい会議でした。
私達は予定通り『獣害解決柵』を「防除技術」の所で発表をさせて貰いました。持ち時間は15分間で質疑応答の時間も取らなければならず O・H・Pを使って 時間を気にしてでの発表でしたが 私達の発表が始まると会議会場が何か急に静まり、ビデオが回り始め 緊張はしましたが上手く出来ました。発表が終わった後 座長(司会者)が『現場からの素晴らしい発表でしたが 何かありますか』と質問を促しましたが出ませんでした。そこで座長が『せいしゅん村とユニークな名前を使われていますが どうしてこの様な名前を使っているのですか』と 質問されてきました。いつも通りの答えをした後『ちょっと私に喋らして貰って良いですか』とお聞きし 次の様に皆さんにお話をさせて貰いました。
『皆さん、皆さんは10年・20年後、昨日は50年後のお話も出ましたが この農村をどのようにお考えになっていますか。私は皆さんがその姿を頭の中にハッキリと描いていないのではと思えてならないのです。皆さんは研究者ですから獣害が有れば有るほど忙しくなるわけですが 農村、農家は本当に獣害で困っているのですよ、どうしたらいいのか判らず。食料がずっと海外から変わらず入って来ると思っているのですか、10年・20年後、50年後の農村をどのようになっていれば良いのか、いつもその辺の事を描いてやって貰いたいです。終わります。』





美ヶ原高原 秘湯 入りましたか
   山の中の一軒宿 『雲渓莊』





村の中心地から山の中に入り込むこと20分、谷間の中に忽然と姿を見せる宿が村営『雲渓莊』です。一昔前は『岳の湯』と云われ 峠を越えて 和田村より来たりするぐらい近在では知らない人が無いぐらい湯治では有名で 訪れる人が絶えなかったそうです。これが建て替えられ村営『雲渓莊』となり 営業をしております。
近年、沢の奥15分位の所に伊藤忠の『うつくしの国』の別荘地が開発され この利用が高まってきましたが これも夏が盛りで冬は閑散としています。浴槽の縁からこぼれ落ちる湯は 塩分が多くぬるいですが これが丁度良い湯加減となり何時までもポカポカとして肌がすべすべとなり『湯につかる』を満喫させてくれます。
美ヶ原高原 秘湯 山の中の一軒宿 『雲渓莊』 入りませんか。
   

薪で焚き セイロで蒸かす

我が家では相変わらず 『おおび(大きい火、大量の火)』を使うときには外でへっすい=ヘッツイ(かまど)をつかっております。 近所でもまだまだ沢山使います。味噌を造る時の大豆を煮る時、お餅を搗く時の餅米を蒸かす時、赤飯や「おこわ(強飯)」を蒸かす時、山菜の「あく」を取る時の茹でる時などです。農作業で出た板や薪を『おおび』を使う時にとっておき この時にへっすいを取り出し 焚きます。焚くにはコツがいると両親は云っていますが 私は火を焚くこと位は 教えられなくても覚えてしまったし 案外、唯燃えさえすれば良しと思っているのでコツは良く判りません。
火を焚くぐらいはハッキリ言って誰でも出来ます。でも出来ないことは火加減です。煮炊きをする材料の具合を見て 火力の調整をする事は大変な事です。ご飯を機械を使わず自分一人の力でで炊くことが出来ますか。生活の知恵で田舎の人は出来る、出来なければならないのです。





絶品「かぼちゃ」食べたこと有りますか

最高に美味いカボチャを食べました。今『超粉質のカボチャ』が一番美味い頃です。兎に角 皮が堅くて調理するには大変ですけれど 食べてみれば美味いと納得出来ます。その美味さをたとえれば《絶品「かぼちゃ」》と云うことになるでしょう。 甘むっくりとしてパサ付かず そこらのお菓子より何倍も美味しいカボチャで 栗カボチャなどとは較べようもない程美味いです。我が家でこのカボチャを食べだしてからは 他の品種を作ることは無いと云ってこれしか作っておりません。 試して見て下さい。





野沢菜収穫体験

今年も野沢菜収穫体験が11/23に公民館東の田圃で行われました。例年になく育ちが悪く 端からドンドンと採って行くわけにはいかず圃場の中まで入っていって良いものを選んで収穫しなければ成らず参加者も少なく 一抹の寂しさを感じました。でも美味しさは別だと思いますので 遅くなっても良いわけですからドシドシと取りに来て下さい。





海野宿の宿場祭り

幟がはためいて海野宿の 「宿場祭り」が開催されようとしています。ここは長野県小県郡東部町の旧北国街道の宿場町の置かれた海野宿です。毎年11月23日に行われていますが 「嫁入り道中」や色々な催し物が沢山有りとても賑やかです。この日は特別込み合いますが 普段の日は昔の風情を残した佇まいであり 静かな所です。せいしゅん村より25分の道のりです、東部湯ノ丸インターへ行く途中に有ります。帰り際に寄ってみては如何ですか。





武石村のそば祭り

観光センターでそば祭りが開かれています。連日ソバ好きの人達で ごった返しています。ソバを打っている人達は村の近所のおばさん達で 昔から自宅でソバを打って食事をしてきている人達ですので とても蕎麦打ちの動作が堂に入っており見事なものです。観光土産品売り場に衝立を立てブルーシートを敷いたその上に おもいおもいの場所を確保して どうやら自宅から持ってきたと思われる蕎麦打ち道具を使いやっています。話しが弾み大きな笑い声が時折しますが手は一向に休もうとはしません。機械は使わずひたすら手作業のみです。時間が有ったなら邪魔に成らないように断ってから見学して見たらどうですか。





蕎麦打ち教室

十割ソバ「秘伝たけし流」 と名付けて 村中皆が10割ソバを打てる様になれば良いな と いうことで蕎麦打ち教室を開催しました。オフトークで村民対象に放送したせいか予想外の36人と云う沢山の参加者で 用意したそば粉が足りなく慌ててしまいました。また 役場でマスコミに流したので新聞社・テレビの取材もあった。この教室で学ぶ事により 村中が蕎麦打ちを覚えて ソバの消費拡大→荒廃農地の作付け→景観保全→来村者の増大→ソバの販売 へとつなげていきたいと思っています。



稲が玉っころ??

北海道でよく見られる 牧草が発酵するまでビニールで包んで玉にしてある光景がこの村で見られるように成りました。 これは牧草でなく稲刈り後の稲藁をカッターした物を包んで有ります。ビニールでは包んでは無いものだから どう使うのかハッキリと判りませんが 判ったら教えます。





吊し柿

秋を彩る風物詩の一つに 柿を吊している風景が有りますね。このあたりでは昔は「串柿」として 自分の家で45センチの竹串を作り ここにムキ上げた柿を刺して 軒下に持っていき 軒からつり下がった二本の縄に この両端を捻って結び100センチ位の長さに 柿をつり下げて行ったものです。軒下一面が柿色になって それは綺麗な 見事なものでした。干し上がると ブリキの箱に藁を敷き詰め その中に入れて保存して置き これを冬中のお茶の時の お菓子代わりの食べ物として 甘みを供給する唯一の楽しみとして 食べたのでした。 この様にして「串柿」を作り使ったものですが 今ではこれは「干し柿」に変わり 一本の紐に一つずつ取り付けて つり下げます。でも綺麗ですよ。





文化祭

11/3・4と 文化祭がJA祭と併せて開かれました。両日とも村人はすっかりくつろぎ こぞってこの催しに出掛けます。「特養ともしび」の入居者や足の不自由な人も車椅子で 出掛けてきます。 丁度 紅葉の時期にも重なり 村の「ともしび博物館」も その紅葉に包まれてとても綺麗で ここでもこの日は展示品が無料開放され見られたり 茶室を使って 「お茶」が振る舞われます。各自が作った芸術品や丹誠込めた菊の花等が並んでいますし「アフリカへ米を送る会」の取れたお米を送る輸送費を作ろうとバザーもやっています。 
JA祭では「マグロの解体ショー」や「野菜の王様コンテスト」も開かれとても賑やかでした。今回は早稲田大学の「農村ボランティア」も来ていて 一同が揃って校歌を村人に聞かせてくれました。皆 和気藹々として 田舎のお祭りを楽しんでいました。









縄文の蜂蜜

蜂蜜のたっぷりと詰まったミツバチの巣を頂きました。屋根裏に作ってあったのだそうですが 狭くて全部は取りきれなかったと云っていましたが 沢山有りました。養蜂をやっている人に 早速話しを聞いて 密を取り出そうとしたのですが この状態では遠心分離器には掛けられず どうしようもないと云われ途方に暮れてしまったのですが そこは良くしたもので 知恵者がいて教えてくれました。『細かくちぎって 網の上に乗せ 太陽光線で暖めれば下に融けだした来て 受け皿に溜まりますよ』、との事でした。 くれぐれもレンジの上で暖めないようにと注意も受けました、なぜって そんなところで暖めると温度が上がりすぎ ロウの部分まで融けだしてきて 蜂蜜に混じってしまって困りますよと話してくれました。 
でもこの方法は 遠心分離器の無い時代、つまり縄文時代の蜂蜜の取り出し方なのかなと思うととてもロマンが有り 採れた蜂蜜は何とも言えないそれこそ「極上の一滴」でした。





ザクロ

上田市の知人宅にザクロが たわわに実っていました。 羨ましい限りです。何故かというと 私の村ではサルスベリの花が良く咲かないし 甘柿は全部は甘く成らないし このザクロは花は咲いても実は収まらなく 上手く実りません。多分寒さが有るせいだと思うのです。つまり気温が上がらず積算温度が足りない事がその理由なのかも知れません。 だから羨ましいのです。 庭にザクロの花が咲いて 実がたわわに実っている光景に憧れが有って いつしか自分の庭に植え込み 親に『お前は昔からザクロが欲しいと言っていたな』と 言われたものでした。こんな思いが強く有ったものですから この季節に成るとつい人様のザクロで有っても 見入ってしまうのです。ちなみに我が家のザクロは根元の直径は20センチ、高さは4メートル有りますが 今年は実が五つ成っただけです。





ソバ道場

11/17〜11/25までの9日間 観光センターで新そば祭りが開かれます。私達、信州「せいしゅん村」では この施設の中にある「蕎麦打ち体験施設」を借りて この期間中 『十割ソバ道場』 「秘伝たけし流」の道場を開きます。毎日10時・11時30分・13時・14時30分の4回にわけて行います。入門したい人は 定員10人ですので予約しなければ 受けられませんのでお申し込みをしてください。連絡先は85−3939の信州「せいしゅん村」です。





ともしびの里駅伝

第13回の『ともしびの里駅伝』が 秋晴れの中 参加87チームで行われました。 遠くは愛知県、東京都、群馬県等から参加があり年々多くなって来ていて嬉しい悲鳴が聞こえて来そうです。村内からは9チームが参加しました。 村内チームが少ないと思われるようですが この大会は競技者が609人もいますし 大会を運営する役員やサポートする者が全員村人ですから 300人近く出なければならず 走るより裏方を担う為に 競技には参加が少ないのです。繰り上げスタートが無いこの大会は 自分たちの力を試すには丁度良く 人気が有るようです。
この日は色々な出店が立ち並び 村人にとっても近在の人達にとっても 人出を誘っているらしく大変賑わいます。沿道ではまだ稲こきが間に合っていない人達も田圃の中から機械の音に負けない様な 声援を飛ばして勇気づけています。来年は参加してみてはいかがですか。
優勝は『練馬区駅伝チーム』で時間は1:22’05”でした。
この武石村の一番早いチームは1:38’43”で20位でした。









中辛ピーマン

中辛ピーマンが沢山採れます。 このピーマンを「辛味噌」にして 貯蔵しておきます。 食欲が湧かないときには これは最高のおかずです。我が家では これを作るのは私の仕事です。 調理中の辛さによる刺激は 大変なもので、 くしゃみは出るし 手はヒリヒリするしで お勝手仕事をいつもやって貰っている人にお願いしては申し訳有りませんので好きで食べる人がこれをやらなくては いけないのです。





黄カラシナ

黄カラシナが順調に発芽し 育っています。 来春には黄色の花が咲き辛子の材料になる 黄からしの種が沢山採れれば これで辛子粉を作り、夏は丸ナスを蒸かし からし醤油をつけて、 暮れには自家製コンニャクを醤油で味付けし 辛子を塗り、冬には大根のおでんに やはりからし醤油をつけて 美味しく食べたいと思っています、どうですか。





山ゴボウ

山ゴボウがまだ こんなにも小さいです。 近所の人に『家は盆過ぎたら種を蒔いているよ』と言われたものですから 試しに蒔いたのでした。秋の収穫の時に大きくなっていれば良いのですから 取り敢えず親には『大きくなるから 良いんだよ』とは云っているのですが どうも笑われると今から覚悟を決めて居ます。 





緑米とコシヒカリ

黄色と黒のコントラストが人々の目を引くようです。緑米は茎が緑色が強く 暮れの風物詩にもなっている注連飾りを作る藁として 色が綺麗に上がるので人気が有ります。私達の部落でも昨年はこの緑米の藁を使い 注連飾り作り講習会が開かれ 皆喜んで使って居ました。作って見たい人は 忘れずにその時期になったら声を掛けて下さい。





鳩麦

鳩麦が稔りの時期を迎えてきています。今年はキビもそうですが雑穀類は出来が良いようです。
我が家ではこの鳩麦は 焙烙(ほうろく)で煎って お茶にして飲んで居ます。 最初はミキサーで細かく砕いて お湯をさして飲んでは居たのですが 細かすぎて 湯飲みに粉の部分が出過ぎてしまい どうも上手くないと云うことで 昔のように焙烙でやるようになったのです。時と場合によっては 昔に使って居た物が役に立ちますね。





日溜まりのシナモン

我が家の猫、シナモンが日溜まりの特等席を見つけて ここは自分の席だよと云わんばかりに昼寝をしています。早いもので9ヶ月が過ぎ冬をこの武石村で迎えようとしています。寒くて大変だろうな、慣れるまでは。彼と付き合って 解った事の一つに『ネコの手も借りたい忙しさ』です。兼業で農業をやっている我が家では 本当に忙しい時はどうしようもない位忙しくなります。お昼も食べて休む時間も無いぐらいです。この時いつも話しに上がるのがシナモンです。 食事をしている傍らに来て食べたいものが私達の箸につまみ上げられて来ると 人間の手つきとそっくりに器用に手招きをして取ろうとします。それはもう人間の赤ん坊よりも良く手先が動きます。こんなに良く動く猫の手ですから借りたいと思うのですが この猫の手は格好こそは人並みですが 絶対に私達の役には立たないと云うことですよね。ですからこの言葉は「役に立たないと判っていても頼みたくなる忙しさ」と云うことかな。 『猫の手も借りたかったよ』と云われたときはどう考えたら良いのかな。??





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