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2008年2月22日

●木曾・王滝村の「信州おんたけ村」総会

朝一番で精米所に行き、寒晒しして精米に出していたお米が仕上がったので、精白にしたお米と玄米の両方を貰ってくる。事務所で大高木さんと、このお米の成分分析をして貰うことについて話し合い。大高木さんには長野市の食品工業試験場で、分析してもらうように持参して貰うことにする。

9時30分、忘れ物を取りに帰って、それを持って、私達と活動を共にしている木曽郡王滝村の「信州おんたけ村」の総会に向けて出発。行く道中は一本道で追い越し禁止なので、ゆっくり走っている車があると、とても思い通りに到着しないのです。

途中昼食を取って、1時20分にギリギリ到着。王滝村村長も出席して頂いて1時30分に始まる。むらおさ挨拶、来賓紹介、規約説明、理事紹介、19年度事業報告、20年度事業計画(案)、
その他の議事を無事終えて、2時10分。

引き続き、ほっとステイの受け入れ家庭を対象にした私の講演。予定1時間で50分間を一方的話し、残りを質疑応答としたら次々と質問がなされ、終わったら3時30分でした。質問者からは『小林さんの話に感激しました』などと云う言葉も頂き、本当に皆さんのやる気が伝わってくる総会でした。

おんたけ村のメンバー、胡桃沢さんと下出さんのお二人とコーヒーを飲んだ後、4時から王滝村村長の瀬戸さんと役場でお会いし、県から派遣された増田さんが同席の上、お話しをする。

『ほっとステイ』の仕組みや目指すことは大変評価してくれたが、取り組む姿勢やサービスの提供の仕方に対して理解ができないようで、『私は(自分の理解が)遅れているのかな』の言葉を何回も発する。村長や行政の立場の人が、今までのようでは駄目だと思っているとは思うのですが、そこから先が進まないようです。

行政が一身に村の活性化の課題を背負うことはしなくても、できる人、できる人たちに担ってもらっても良いと思うのですが、そう考えられないようで困ったものです。これが理解できたとしても、次はその活動から得られる対価に納得いかないようで、『儲け仕事が目的だから、邪だ』と云うのです。

活性化活動の目指すところは最終的には、活動を行うことによって利益を得て、そこで住み続けていかれることではないでしょうか。利益を得て暮す事が出来なければ、住民は行政が求めていると思われる活性化活動を続けることによって、擦り切れてしまいます。行政として住民が擦りきれないように財政負担をし続けられては行かれないでしょう。

究極の活性化活動は、自活できることです。いつものことですが、自活できる計画で活性化活動に取り組めば、思わぬところに障害があるとまたも感じさせられました。

5時45分、役場を出て、外で真田の余頃さんと20分電話し、帰路に着く。運転しっぱなしで9時少し前に我が家に無事到着。

大高木さんに頼んでやってもらう予定にしていたお米の分析は、依頼しようとしていた先が、その分析はできませんとのことで、断念していてくれた。どこで私たちの目的を達してくれるところがあるのだろうか?