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2008年2月16日

●山梨県に行く

9時に家を出て山梨県に妻と息子の3人で向かう。息子が久し振りに休みになったので家族で出掛けようと、何処へ行こうかなと考えて、最初は北陸の氷見へ行って魚でもを食べようかと思ったのですが、雪が降って動けなくなるといけないので、山梨に行ってみようとなったのです。

12時前に山梨県立美術館へ到着、昼食を食べずに見て回ることにする。新収蔵品展が開かれていて、近藤浩一路画伯の墨絵が飾られていて、懐かしさを呼び起こす心象風景のような絵は惹かれるものがありました。常設展では、かの有名なミレーの『種まく人』が飾られていて、見応えのある美術鑑賞でした。

そばの食堂で『ほうとう』を食べようとしたのですが、『忍野そば』が美味そうだったので食べてみました。私も10割蕎麦をテレビスタジオの生放送で打っていますので、蕎麦がメニューに載っているとつい食べてみたくなってしまうのです。

結果は大外れ。名前は蕎麦ですが名前だけで、これでは蕎麦という名前が泣いてしまいます。まだこんな蕎麦を出している店があるのかと思うとあきれ返ってしまします。皆さん本物の蕎麦を是非食べて下さいね。私たちは江戸時代に徳川将軍家に献上されたと資料に残されている『寒晒し蕎麦』を作って食べています。これを食べれは普通の蕎麦はだいぶ見劣りしますよ。ご賞味あれ。

食べ終わって昇仙峡に行く。冬の昇仙峡は人がほとんどいなくて静かなものです。最初はだれにも会わないので、『あれっ、可笑しいな?』と感じるぐらいで、物言わぬ佇まいは、こんな私を大事にしてよねと訴えているようでした。

帰りは千代田湖から下って甲府盆地を見下ろしました。快晴で見通りが利き、富士山に笠雲が立ち昇り、眼下に白い建物群が立ち並ぶ甲府盆地の家並みがとても綺麗で、見飽きない光景でした。こんな風景の連続は心を癒してくれますね。

山梨で見るポスターは桃の花だらけで、ここが桃源郷だと訴えていましたが、私たちは『信州・桃源郷街道』と称して、唐の詩に書かれている『桃源郷』といわれる『田舎のたたずまいが残る集落』を結ぶ道を桃源郷街道として、訪ね歩いて欲しいと願い、来訪を呼び掛けています。こんな信州の素敵な桃源郷の様な田舎にもお越し下さいね。