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2008年3月 1日

●信州大学感性工学科で

食後7時30分過ぎ、田圃に降ろしてあった剪定枝を、消防署に連絡を入れて、焚きあげに行く。9時10分までやっていてほとんど燃やしてしまったので、急いで自宅に戻る。大高木さんが待っていたが、メールを見ると横浜から、体験会に参加したいと女性から連絡が入っていたので、返信を出して9時30分家を出る。

10時に上田の信州大学繊維学部感性工学科の上条先生の所に伺う。先方は松本から工業センターの北沢さん、こちらは立科の吉澤さんと大高木さんの5人で、私たちの取り組みの延長上にある、癒され度の取り組みについて、今までの活動の考え方ややりから説明し、今後の協力を依頼する。

積み上げてある実績が証明するこれらの事実を、どう受け止め、どう生かすかを相談に上がったのですが、本当に驚いていた。活かし方は3通りありますねと云う事で、私たちの求めていることに協力と云うよりも、勉強させてくれと云うような言い方になってしまいました。次年度から積極的に取り組んで頂けることになりました。

12時過ぎに部屋を出て、外で吉澤さんの車に『ふるさと回帰予備校』の教本500部を移して別れ、私たちは学校を出て、大高木さんと昼食を取りに、有名な蕎麦屋さんに行ってみる。2年ほど前に建て替えられたこの蕎麦屋さんは、いつも繁盛していて、なかなか入れない状態のお店です。

蕎麦の盛りがいいことが有名で、大盛りなどとても普通の人では食べられる量ではありません。だから7割蕎麦だと言っても、人気があるのかもしれませんね。

でも残念なことが一つ。目標と書かれているので嘘を書いていると決めつける訳にはならないかも知れませんが、20ヘクタールの自家農園で70トンの収穫目標と、お店の紹介パンフに説明されていましたが、こんなに取れるわけは絶対ありえません。普通、蕎麦の反収は(1反歩=10アール当たり)80kgです。だから20ヘクタールでは16トンが目標数量なはずで、多くみても20トンでしょうね。玄蕎麦の使用量がどのくらい化は分りませんが、わざと間違えているような印象を感じました。もっと正直に書いてほしいですね。

1時30分、再び信州大学の構内へ。第6回長野県感性工学研究会に出席。『エコール・ド・まつしろ』の仕掛け人の石川さんの講演が有ったので、興味深くお聞きさせていただきました。どこでも苦労はしないと評価されるようなことにはならないですね。考え方は矢張り私たちと同じ。行動原理も同じ。頑張りましょう。

講演後、今年度の課題と次年度の計画。春には私たちのほっとステイや観郷ウォークを体験して、共に汗を流し、感性の共有化を図ることをしたいと、計画の中で予定を立てるそうです。

会議終了後、地方事務所商工課の庄村さんと帰り際に話す。地域資源活用支援事業の申請をしていったらどうですかと勧められる。良くお聞きして考えてみますと返事をする。5時30分、大学を出る。

家にたどり着く前に、朝やった剪定枝を焼却した田圃に寄ってみる。見事に燃え尽きて灰になっていたが、灰をひっくり返してみると、『おき=炭火』の火種がたくさん残っている。これが火事の元になってきたのですね。昔、「紙袋に入れた取り灰の残り火で火事になった」ことが何回も発生したのを思い出す。怖いですね。