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2008年3月31日

●県の完了検査を受け、合格

9時に上田の地方事務所に伺い、長野県元気づくり支援金で進めてきた『ふるさと回帰予備校の構築事業』の精算書と証拠書類の領収書を持参して、坪井さんに完了検査を受ける。1時間掛かってみて頂き無事検査が通った。

私が審査を受けている最中に『いき生耀ながわ』の三人が15分前にやってきた。今日は私達の関係者が他にも午後には真田や青木が審査を受けます。皆さんしっかりとやってきてくれてるので大丈夫だと思いますが少しは心配があります。

帰宅して冬バージョンのパンフの原稿を大高木さんと最終的にチェック。言葉をそのまま使っていかないと従来型の商品と変わらない印象を受けてしまうので、今までの計画で行くことにする。

パンフは表側が仕上がったのでマップ面の情報収集をして、仕上げをしていきます。宿泊情報や体験施設情報、食事情報等を、掲載する予定です。

私たちが新しいパンフを作成する際には、必ず今までとは違う風が吹いてきますね。前例に無い形で取り組みますので、どうしてもそうなってしまいます。掲載するだけでお客様が来て貰えるように考えてしまうようで困ります。ひとつの商品を扱う中で、同じ気持ちで取り組みをしていかないと、それこそ邪な人と仕事をやるようになり、これではうまくいくわけがございません。茅野市観光連盟、女神湖ペンション、白樺湖ホテル、姫木平ペンション。うまく組めるといいですね。

夕方デザインスタジオエムの水野さんが原稿を仕上げて持って来てくれ、マップの仕上げを打ち合わせを行う。

2008年3月30日

●ふるさと回帰予備校構築事業の精算

学習旅行の冬バージョンの原稿を仕上げないと間に合わないので、一日中原稿を作る。

11時過ぎに中川大工さんが北原さんと高橋酒屋さんと一緒にやってきた。回帰予備校の看板の手直しが仕上がったので持って来てくれたのです。お酒THE幸村を3本差し上げる。

明日の朝9時に地方事務所でふるさと回帰予備校の構築事業の審査を受けるので、資料の見直しをする。領収書を引っ張り出してこれも再確認。間違いはないと思うのですがどうなるか心配です。

2008年3月29日

●学習旅行の冬バージョンパンフ

学習旅行の冬バージョンの原稿を仕上げないと間に合わないので、一日中原稿を作る。皆さんと意見交換をしながら調整して作り込んでいきます。

夕方白樺湖へ行ったついでに、車山のリゾリックスへ立ち寄って吉澤さんと話してきましたと大高木さんが話しながら事務所にやってきた。立派な施設で驚きましたと私と同じ感想を漏らしていた。今度泊まりに行ってみようと思っています。

2008年3月28日

●王滝村のおんたけ村から訪問者

10時に王滝村からほっとステイ体験者が7人がやってきた。受け入れをしていくようになる中で、受け入れに不安を訴える人たちがいるのでやってきたのです。二班に分かれ私は鎌形さん宅に案内し入って貰う。顔合わせをしながら直ぐ主題に入って行き、やる気に対しての意気込みをうかがわせ、今回の行動は頼もしい限りですね。

受け入れを鎌形さんに任せて、11時にデザインスタジオエムの水野さんがパンフの打ち合わせにやってくる。ほっとステイの目的等を紹介するのには問題はないが、地図を作るのに苦労しそうな雰囲気です。

昼食後の1時過ぎに車山高原のホテル『リゾリックス』の吉澤さんが、今日の受け入れ状況を見学にやってくる。この次は高校生が体験しにやってくるときに来ますと言ってお帰りになる。

2時30分過ぎ、参加者が公民館に集まり反省会を行う。皆さん大変喜ばれていて口々に『これだったら出来る』と言っていた。3時30分帰路に就かれる。

冬バージョンパンフを作らないといけないと原稿作成に拍車がかかりますが、思うように進みません。今回のパンフは皆さんに『ほっとステイ』の目的を理解してもらわないといけないので、どうしても説明文が長くなってしまい、見づらいと云う悩みが解決しなくて困ります。本当に悩みです。

2008年3月27日

●茅野市観光連盟&日本旅行の懇親会

9時30分過ぎ、茅野市観光連盟の横川事務局長と下諏訪町の観光協会のお二人がやってくる。今度作ろうとしている学習旅行誘致の冬バージョンパンフについて、どんな風に作ろうとしているのかと確認にやってきたのです。茅野の観光連盟は加盟団体が多いので纏めるには問題があるが、個人的には是非加わらせてほしいと頼まれる。作成には時間がないので、忙しいので出来るところからやるしかないので、そうして下さいねと返事をする。12時前にお帰りになる。

午後はそのパンフの原稿作りにずっと追われる。

夜7時30分、長和町道の駅マルメロの駅で立科の吉澤さんと真田の山崎さんと待ち合わせし、車山高原のペンションに出かけて行く。

日本旅行の社員研修会に参加を許され、懇親会で名刺交換をしながらほっとステイの説明をするためです。予定が遅れて懇親会開始は9時40分過ぎ。私達の商品を理解してもらうと乗り気になってくれますので熱が入ります。話し込んでしまって時計を見たら12時30分過ぎていて、帰宅は1時10分。私達の純米酒『THE幸村』を持ち込んで飲んでいただいたら『これはうまい』といって頂く。やっぱりね。

そのあと、パンフを再度作成して資料を水野さんにメールしたら2時40分だった。

2008年3月26日

●純米酒・THE幸村、納品になる

『ほっとステイ』の冬バージョンパンフの原稿作りが急務になってきています。4月3日に大阪の三船さんのところに行ってアドバイスを頂き、その週に印刷発注していかないと春の商戦に間に合わなくなるからです。これに間に合わなくては折角作っても来年になってしまいますから、営業戦略の問題になってしまいます。

10時に信州銘醸の滝沢さんが、待ちに待った純米酒『the幸村』の納品にやってくる。10時30分にトラックがお酒を積んで到着。今年の出来は当然昨年以上ですよ。改める部分は手を入れて対応していますから楽しみにしていましたが、そのお陰で色も酸度も向上しています。皆さんご賞味ください。

11時30分過ぎ、伯母さん宅の改修工事について入所先を訪問し、一時帰宅と云う形で自宅に連れ帰る。お昼をレストランで取り、歯医者にかかりたいと云うことで、電話を入れたら来て良いですよと返事をいただいたので、鹿教湯病院の歯科にかかりにゆく。

待ち時間を使って病院前のホテルへ寄り込む。知り合いの斎藤さんが運よく居たので話し込む。1時間も寄り込んだことになってしまった。悩みはどこも同じで、やるかやらないか行動をするかしないでも居られるのか、ですね。人と同じ歩調でいられるのか居られないのかを判断すれば分かることで、体力があるうちにやらないと本当に駄目になってしまいますよ、とアドバイス。

2時30分過ぎ自宅にたどり着き、工事個所の着工前の写真を撮ったり春物の着る物を箪笥から取り出したりし、4月末には帰れるのに早く帰りたいとの『里心がついていけないね』と冗談を言いながらお茶を飲んで4時に入所施設に帰る。

5時に事務所に帰り、再び冬バージョンパンフの原稿作成。夕食も済ませて仕事し、第一案をメールして自宅に帰ったら1時20分だった。


2008年3月25日

●上田市内の観郷ウォーク

8時過ぎ税理士事務所の横関さんがやってきた。2月が年度末で決算にになっているので来てくれたのです。事業展開にアドバイスをどんどん出してくれますので、大変参考になりありがたい存在の方です。

10時上田へ向かう。10時30分、NPOルーバンデザインの牧谷先生の所で観郷ウォークの詳しい説明をしてお勧めしたら、市内開催地になって行きたいとおっしゃっていただく。ありがとうございます。やはり市内の活性化活動の不毛を嘆いていた。市内に他人事にならずにやろうと思う人が出現して欲しいのですが難しい状況かな。

真田の余頃さんから電話が入る。石川県の小松で自動車はクラッシュしてしまい立ち往生をしているとのこと。体には何もないから心配しないでと云うので一安心。朝送っておいたFAXの内容についてだった。27日の夜8時から車山高原のペンションでの日本旅行様の研修会の懇親会に参加し、名刺交換をしようと呼びかけておいたのです。参加するとのことでした。

12時を回ってお別れし、知り合いの蕎麦屋・琴笙庵の花岡さんのお店に食事に行く。行ってみて驚く。運命のいたずらと云うか巡り合わせと云うか、今行ってきた牧谷先生との話で協力者が必要だなとの認識を大高木さんと話し合って暖簾をくぐったのに、目の前に市役所の東井さんが昼食を取っていたのでした。丁度いいからと悩みを相談し、協力を頼んでみるとOK。良かった、道は開けた。さっそく牧谷先生に連絡を入れておく。

2時30分過ぎ帰宅。丸子の伯母さん宅の見積もりを行い、4時過ぎ入所している『いこい』へ行き担当者の方のところに伺うが生憎不在。伯母さんと話をして帰ってくる。

菅平の大久保さんから観郷ウォーク開催について相談の電話が入る。」どんどん受け入れて開催していきましょうと激励する。

6時前に丸子セレスホールに行く。旧丸子町で行っていた『地域住民提案型事業』の報告会に出席。13の各団体の事業報告が賑々しく行われる。8時45分から審査員の講評となり、私は信州せいしゅん村の11年の活動を踏まえて、10年20年先はどうなるか、目標をどこに置いて活動するか、経済的に自主運営を見据えて、お互いが寄与し合いましょうと発言する。9時20分帰宅。

2008年3月24日

●新たなルートマップを計画します

7時30分、丸子の宮坂表具屋さん宅に出向き、大屋の酒井さん宅へ唐紙張替の建具を受け取りに行く。今日は今日の分10本を持ち帰り作業をして夕方持って来て建て込み、明日の分13本を外して持ち帰り、明日中には持って来て唐紙を入れて行くようになります。計画どおりに事が運んでくれればいいですね。

10時30分、上田のデザインスタジオエムの水野社長がやってくる。昨日相談をしておいた新たに作るルートマップの原稿となるマップを持って来てくれたのです。今回の計画は冬の学習旅行が目的のパンフになります。修学旅行として冬に長野県を訪れて頂けるお客様は最盛期の40%しかないのが現状で、これを復活させようと県を挙げて取り組んでいるのですが、なかなか対応の難しい事案になっています。

私たちは学習目的の旅行はどうあるべきかから提案していこうと思っていますが、果たして旅行エージェントや学校の先さまが理解してもらえるのか心配なのですが、提案していかないと打開は出来ていかないので、してみるしかないと腹を決めています。

水野さんと話しを始めたところへ大高木さんが、寒晒し蕎麦の玄蕎麦を鈴木さんから受け取ってきて事務所へ持って来てくれたので、降ろしたあと話に加わって貰う。私達の農村体験のほっとステイや観郷ウォーク・スキー場・宿泊施設・体験施設・食事処・より解り易いルートマップ・アクセスを掲載する計画を話し合う。良いものが出来上がりそうで楽しみ?苦しみですかね。12時にお帰りになる。

JTB関連の雑誌の記者から『ふるさと回帰予備校』を取り上げたいと打診が来る。お願いしますと返答しました。ありがとうございます。こちら側の資料を送る。

2時老健施設『いこい』へ行って、丸子の叔母さん宅の改修工事の申請書作成について担当の方と話し合う。玄関の受付に着いたら千曲市の伯母さん夫婦が丁度受付を済ませてロビーに入ったところで挨拶を交わし、私たちは担当者の方と話し合いを始める。そこへ入所中の伯母さんがやってきて話しに加わり、叔母さん夫婦も加わり話す。済ませて部屋に戻ってお茶を飲み始めたら、今度は長瀬の叔母さん家族3人がお見舞いにやってくる。総勢8人でお茶のみとなり、懐かしさからか長瀬の叔母さんが涙を見せてしまう。

4時30分過ぎに帰宅。マップの件でメンバーの皆さんと話し、一様に賛意を示してくれました。これからの計画にも作業を分担していただけることになって大助かりです。27日の夜8時に車山のホテルで旅行会社の勉強会に参加できることになる。ありがとうございます。

2008年3月23日

●雷電くるみの里イベント、桂小金治師匠の講演

昨年、下の畑で栽培したモチキビの殻を軽トラに積み込んで裏の畑に運ぶ。10時には東御市に出かけなくてはいけないので忙しいです。慌てた為に縛ってある紐が切れて、弾みで吊り下げていた手が上にあがって自分の顔を殴ってしまった。情けない話ですが上唇の上が赤く変色してしまいました。気をつけましょうね。

10時東御市の雷電くるみの里で、長野県の観光部主催の道の駅イベントに桃源郷街道として、街道マップとふるさと回帰予備校教本やほっとステイのパンフを配布する役を賜り真田の斎藤さんと参加。県職員は江戸時代の仮装をして参加。真田の赤備えの鎧を着て農政課の紅一点・羽生田さんも居た。1時30分、強風によりパンフ類が舞い上がってしまうので中止となる。

駅長の唐沢さんに『the幸村』の販売をして欲しいと依頼すると、担当の人を寄こしてくれと返事を頂く。すぐに信州銘醸の滝沢さんに連絡。明後日に来てくれることになる。

2時丸子セレスホールでの桂小金治師匠の講演を聞きに行く。ホクト株式会社上田きのこセンター落成記念で開催されたもので、講演内容は私達の活動していることを説明や紹介してくれているような錯覚を覚えてしまう様なお話しで、実行部隊が私たちだなと思ってしまう。良いお話でした。ホクトさんは入場券売上金に足して100万円を上田社会福祉協議会に贈呈してくれた。

4時過ぎ帰宅し、受信メールを読んで下記のメールを出す。
大久保様・皆様

大久保さん、先日はご苦労様でした。そのあとの℡で嬉しいことを云ってくれましたね。私達の活動を、本当にそう捉えて貰うと有り難いことです。
これから進めることは皆の力で、特にフットワーク良く、考え方を纏め、しかも公表して行くことだと思います。そして、それに基づいて行動に移すことです。
その為にも、先を読み流れを読み解き、時代の最新武器を、器用に・当たり前に、扱える人がいないと戦いに負けてしまいます。

昔の出来事・戦を振り返れば良く解りますね。

あの戦国一と謳われた武田騎馬軍団が何故破れたか。あの不沈鑑の戦艦大和が何故沈んだか。あのローマ帝国が何故破局していったのか。あの人類史上最大面積を誇るモンゴル帝国が何故世界一になったか。

破れたところは、決して見誤った情報だけで対処していたのでは無いはずです。相手を侮って、どういう風に相手が武装して行動しているのか、知らなすぎただけ。言い換えれば勝つ秘訣は、相手よりも先んじて、どう行動するかですね。
旧弊にこだわり、拘束されればどうしようも有りません。解った人が力を結集し、行動に移し、勝者となりましょう。皆様、考え方で・結集力で結びつきましょう。

『集団で理論武装して行動する』ことを共有できないと、掛け声だけで、何も成果が求められなくなり、旧態の机上論をするだけです。『時代の最新武器を、器用に・当たり前に、扱える人がいないと戦いに負けてしまいます』と書きましたが、理解できる人のご協力をお願いします。

宜しくお願い致します。

夕食は急にお袋さんの退院祝いをやることになって、弟夫婦と家族で望月のレストランへ行って食事会をする。お見舞いにしっかり顔を出せなかったのでと言って、お代は弟夫婦が負担してくれた、サンキュー。

2008年3月22日

●春種を購入、屋根張り、剪定枝片付け

9時、春野菜の種類を買いに上田の種苗屋さんへ行く。百姓が苗を買っていたら高くついてやっていられませんね。本当は種も自分で種取りしないと駄目ですが、そうにならないものもあります。ジャガイモのシンシア、インカのめざめ、レッドアンデス、十勝コガネ、カボチャ2種類、トマト2種類、赤カブを購入。取り寄せも頼んでくる。

ご主人に『この間の教本を人様に差し上げても良いですか』と尋ねられる。ふるさと回帰予備校の教本が出来上がった時に2冊差し上げてあったのですが、詳しくお聞きしたら「東京上田会」の人たちに差し上げたいとのこと。丁度持っていたので、どうぞと言って10冊を差し上げる。役に立ってくれれば良いですね。

9時45分、信州銘醸さんへ寄って、『the幸村』を1本頂いてくる。明日の東御市の『道の駅・雷電の里』で長野県主催のイベントがあり、そこでお店側に試飲してもらうつもりです。イベントではマップと教本を配ります。

帰宅してお茶を飲んだ後、ジャガイモを寒に合わせて芽を緑化催芽させる為に展開。そして、昨日、大風が吹いて、我が家の裏の畑に立ててある小屋の屋根が飛んで、舞い落ちてしまったので、お昼すぎの12時30分まで掛かって屋根張り直し工事。頼れるのは女房だけ、感謝感謝で雨霰です。

午後は果樹園で選定枝の片付け。先日もやってあるのですが、夕方まで掛かって、軽トラに2台、満載で運ぶ。今日やってもう少し。早く病害虫防除に最低限の、硫黄合剤を散布しないと手遅れになってしまうので、気が気ではないです。


2008年3月21日

●県庁へ

9時に出て丸子の信州銘醸さんで、今日使う『the幸村』の試飲酒を手に入れ長野市へ。

11時に食品工業研究センターへ。食品バイオの担当部長と寒晒し純米酒『the幸村』の事について、成分分析やアドバイスを頂きたいと相談に伺う。話しの中で、何回も何回も試飲して貰ったので、『どうですか、このお酒は』とお聞きすると、『どう表現するかですね。この種のお酒を。小林さんならどうしますか。キャッチコピーをどう作りますかねー』と水を向けられる。禅問答みたいですね。そして『成分を言っても駄目ですね。うまい表現はないかなー』

『同じようなお酒は寒晒ししなくても作れますか』とお聞きすると、『数値的には出来るかも知れませんが、雑味は有りますね。寒晒ししたから雑味は出ないのでしょうね』。物静かに語っていただきました。

寒晒しの事が書かれているラベルの最後の部分をしきりに覗き込んでいたので、私が『特許申請中と書いてありますが、どうですかね』とお尋ねすると、『お酒で出してあるのですか』。私は『アルコール飲料で、すべてで出してありますよ』と返事すると、『へーそうですか』。

私はさらに『ところで寒晒しでの特許はどうですか』とおたずねすると、『聞いたことがありませんね』とのこと。期待が膨らみますね。12時30分辞して県庁へ。

1時、県庁のホールで、立科の吉澤さん、真田の山崎さんと大久保さんと待ち合わせして、信州長野県観光協会の恵崎常務と竹内部長とお会いする。

先だっての九州学習旅行誘致推進で得た情報をお話し、『その対策を進めるために、こうしてみんなで伺ったのです』と話し合いに入る。こちらで考えている方法をお話しすると、『県全体は学習協議会で作ればいいですね。地域版はみなさんをお手本にして、作りたい地域が作ればいいですね』と驚きの踏み込んだ返答を頂く。これからの行動に協力を頂けることをなった。

用件が済んだら、台湾から農村体験に、60歳代の人が10~15人ぐらいで10日間の予定で来るので、受け入れをして欲しいと頼まれ、真田で対応しましょうとなる。

2時に観光部観光振興課の仁科係長に、私たちがやろうとする九州を含めた観光の取り組みへの協力をお願いしに伺い、お話しすると快諾を頂く。吉澤さんからの問いかけにも本音で答えてくれて、最後には『皆さんのことは、県下81市町村と同じように受け止めています。皆さんは82番目の村ですね』と言っていただく。とても有り難いお話しをしてもらってしまった。上手ですね、その気にさせるのは(ゴメン、ひねくれ過ぎかな)。

2時45分、農政部農業政策課の小林課長とお会いしをお渡しし、今年の出来は昨年よりさらに上質になっていますよと言葉を添え、『武石に寒晒しの視察にお越し下さい』とお勧めする。予定をしてみる検討をしていただけることになった。

県庁を離れ、4時に丸子の信州銘醸へ行き、、『the幸村』の瓶詰めの立ち会いと試飲会。大高木さんが飯田さん、鈴木さん、宮崎さん夫婦の4人を車でのせてきてくれていた。作業工場内で作業風景を見せて貰い試飲をさせて貰う。皆さんこれはおいしい、これは美味しいを連発していた。良かった、今年もいいぞ。

その後、中川大工さんの所で『ふるさと回帰予備校』の看板を頂いて、そして改修予定の伯母さん宅を見ていただく。サンルームを作ることになっていたのでサッシ屋さんにも来てもらい、立ち会い。

5時30分、事務所で大高木さんと、このところの活動をふりかえっての反省と評価を語り合う。

2008年3月20日

●白樺湖・車山宿泊施設

9時から行われる、信州しあわせ村真田のほっとステイ受入での学校下見に、助言者として大高木さんに行って貰う。まだまだ説明等に落ちが有るといけないので、ご苦労様です。

朝一番で長和町の山口さんのところへ、農作業の件で確認作業に出かける。用件が済んだところへ、NPO法人を立ち上げる準備をしていて、相談に乗って欲しいと申請書を見せられる。農業が深刻な状況になっている中で、素晴らしい姿勢に圧倒されるが、大変さは変わりないので頑張ってくださいと言ってくる。

9時30分、お袋さんと女房と連れだって長和町老健施設『いこい』へ行って、丸子の伯母さんと退院後の自宅での住まい方について話し合う。改造のことも今迄は『大丈夫だよ、やらなくても良いよ』と圧迫骨折が癒えて来たので、自分の体力が戻ったと言い張っていたのでした。

『退院しても、今度転んだら必ず骨折に繋がるから、」転んでは絶対駄目だよ。転ばないように、背伸びをしないようにしなければ駄目なんだよ。今度怪我をして入院する羽目になったら二度と自宅に帰れなくなってしまうからね」。

床の段差解消、手摺りやサンルームを設けて動きやすくするために工事をやることになる。

地方事務所へ提出する書類を訂正を始める。

午後1時に家を出て白樺湖へ。1時30分、亀屋ホテルさんで平岡支配人と、冬の学習旅行誘致について意見交換。考えていることは私と同じなので助かります。

そのあと2時40分、車山高原へ行き、ペンション・トスの前川オーナーと「観郷ウォーク」の件で『車山周辺でコース設定しませんか』とお勧めする。『以前からお聞きしていて、是非やりたいのでお願いします』となり、どういうメンバーで始めたらいいのか悩んでいた。一言助言。そんな方向でやり始めて行きますと返事を頂く。

3時40分、車山高原のホテル『リゾリックス』へ行き、吉澤さんと『観郷ウォーク』と冬の学習旅行誘致について意見交換。どんどん進めて行きたいので協力して下さいとお願いされる。力を合わせて取り組みましょう。

6時前に辞して外に出ると雪が降っていた。そこへ菅平の大久保さんからケータイ。昨日の会議資料を見て感激してよこしてくれた。熱いものが通じる人は頼もしい限りです。頑張って明日につなげましょうね。7時に帰宅。


2008年3月19日

●第26回桃源郷街道実務者会議

朝日新聞社が後援して募集している『日本のさと・100選』の応募書類を朝から作り始め11時過ぎに終わり、申請先に送る。我が旧武石村を一つの里としてとらえて『信州・思い出の里』として申請しました。今月末が締め切りになっていますが、ネットで見たら、すでに1000件を超える応募が寄せられているとのことでした。私の応募も2次審査に残れるのかまったくわからない状態です。何かにすがりつかなくてはいけないかな。

11時30分、午後の会議資料を作成し公民館に製本を依頼しに行くと、公民館長が話しかけてくる。『ほっとステイを武石小学校でやる話の件だが、前に話しが出た時に、「どこの子供だい」といわれるので駄目だと云う事があったそうだが、どうだい?』と。

『へえー、そんな事が有ったのですか。知らなかったですよ。でもそう云われますね、受け入れ家庭には、当たり前だけど本当に。だけど「云われるから嫌だ」でなく、尋ねられても自信もって〇〇の家だと答えられる生活や躾をやっていないといけないんじゃないですか。地域社会が関わると云うことはそう云う事でしょう。保護者が受け入れ家庭に云われるのが嫌だから、やりたくないでは、地域社会は子育てには関われないでしょうね。困ったですね。でも無理しなくていいですよ。』

1時30分から第25回桃源郷街道実務者会議が武石公民館で開かれる。5時05分終了。

ここのところで、メンバーが参加してきた商談会や招待体験会の評価と反省を報告し合う。そのあと、これの質疑応答を後回しにして、桃源郷街道が目指している事を再確認する為に、皆で作成してきた資料の文章に目を通して自覚し合い、発表した内容について意見交換。目指すところを再確認して話しあえば、実りある話がしっかりできます。商談会や体験会は収穫のあった事業でした。

観郷ウォークや元気作り支援金、大学連携、広域観光働きかけの件等沢山あり、ダラダラ会議をやっていると終わりませんので、毎回のことですが真剣に話し合い、来月の第26回実務者会議は王滝で4月13日に開催することになった。

会議終了後、真田の山崎さんから『明日、学校の下見があるので本部から顔を出していただけますか』と尋ねられ、行きますよと返事。あとで話し合った結果、大高木さんに行って貰うことになる。

そのあと青木の沓掛さんが事務所に立ち寄る。今回の青木での体験会の報告を受ける。話し足りないということです。(むらおさの宮下さんがあばら骨を骨折。肺に傷をつけてしまって、入院は1週間ぐらいだそうです。しっかり養生してくださいね)

2008年3月18日

●元気作り支援金の報告書

上田市の千本桜まつりでイベント広場に出店しようと、色々な所に手続きしてきたのですが、先方とうまく歯車が噛み合わず困ってしまっていたら、今朝、信州銘醸の滝沢さんから良い形の話が示され、その提案に乗ることにする。

千本桜祭りの中で酒販組合が出店するので、そこへ参加して『the幸村』を売りませんかとのことでした。でも出店するには条件が有るのですが良いですかねと、(1つ)11日から19日まで毎日一人は出て貰いたい、(2つ)寒晒しの説明をして欲しい、(3つ)働いた賃金は出しません、でした。もちろん全く障害にはならないので、いやなお押しかけてでもやらなくてはいけないことなので気持ちよく了解しました。

長野県の事業で支援採択を受けて事業を行っていた「地域発 元気作り支援金」の完了報告書を朝から作成。ふるさと回帰予備校の教本作りや体験会の開催等を支援金で行ってきたのですが、今月中に完了しなければならないので忙しいです。3月に入り色々な仕事続きで出来なくって、地方事務所の担当者・戸田さんに迷惑を掛けてしまいました。午前中掛かって仕上げメールする。遅れてしまってゴメンナサイ。

大高木さんと信州大学感性工学科へ依頼している『農村セラピー・癒され度』の件について話し、資料を作成しておかないといけないなと云うことで、大高木さんにまとめて貰うことにする。

2時過ぎ、「うつくしの国」の宮崎さんご夫妻と郵便局で行き会ったので『お茶を飲みにお立ち寄りください』と女房が云ってきたと言いながら帰ってきた。しばらくしてご夫妻がお見えになる。宮崎さんには「ふるさと回帰予備校』の教本の裏表紙部分に、以前撮影した畑仕事の写真を使わせ貰っていたので、お礼に伺わなければならなかったのですが、行きそびれていたのでした。

教本やマップを見て『大変な仕事をよくやりましたね』と感心してくれ、喜んでくれました。ご夫妻ともにお酒が好きなので、『the幸村』が21日に瓶詰されるので、試飲会にお誘いしたところ、同じように喜んでくれた。

4時過ぎ、真壁さんと丸子の伯母さん宅の改修工事を見積もるために現地を見に行く。廊下の電球を取り換えようとして確認したら、普通では使っていない形のもので、近くのお店で買ってみたら400円もして驚いてしまう。

大屋の酒井さん宅へ唐紙の張り替えの打ち合わせに行く。家族の皆様お元気で、なによりでしたが、時間がたつのは早いもので、あのヒロチャンが中学生になっていて眼鏡を掛けていた。

2008年3月17日

●王滝・中国、そして上田城千本桜まつり

朝方、王滝の体験会をの結果を大高木さんが伝えにやって来た。まだまだ受け入れ組織の代表者を始め皆さん方の「顔が見えない」ことを憂慮していた。先方に伝えてきましたかと尋ねると『云っては来なかったです』。改めて私の方から伝えておくことにする。

地方事務所から道の駅のイベント参加を求められ、参加することをメンバーに伝える。教本とマップを配るようになり、桃太郎旗を立てても良いそうなのでうれしいですね。

中国深センから夏に「ほっとステイ』にやって来る学生さんの体験として、鹿教湯(カケユ)温泉での病院見学や施設見学を観光協会の恵崎常務理事に伝え、『先方にあたって欲しい』と依頼される。長和町の「和紙の里」の紙すき体験や「黒曜石ミュージアム」の加工体験はそのまま中国側に伝えますと言っていただく。見学の件を鹿教湯温泉の旅館組合長に伝え、段取りをしてみて貰い返事を下さいと伝えておく。

信州銘醸の滝沢さんから上田城千本祭りの出店に関して、私たちで手配していたことが上手くいかないと連絡を受ける。酒販を簡単に考えていたつけが払わされたようなことになってしまう。皆さんに迷惑を掛けてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも自惚れていたわけではなかったはずですが、思い込みが強ければこうなってしまいますね。反省、反省です。思いどおりにいかないのはお天道様が『おまえ、まだ早いよ』と微笑まなかったのだと諦めるしかありません。

老健施設に入所中の伯母さんのところへお見舞いをしながら、住宅改良をどこまでやるのかを確認させてもらう。千曲市の叔母さん夫婦も来ていて一緒に相談に乗って貰い、段差を取り除く仕事を優先して行うことになる。早く家に帰りたがっていて、気の毒なぐらいです。もう少し(4月一杯)待って下さいね。

2008年3月16日

●須坂・小布施の酒屋巡り

須坂市の30段雛飾りと小布施町歩きに行ってきた。

9時30分武石を出て、上田インターから須坂インター、10時30分到着。須坂市の博物館で『30段・1000体の雛飾り』を見る。これだけ飾られると見事なモノです。4月20日までやっていると云うことですので、必見の価値があると思いますのでご覧下さい。連れだってやってくる昔娘さんが一杯、懐かしさに惹かれてくるのでしょうね。

12時、小布施の『竹風堂』で栗おこわの昼食『山菜おこわ』を食べる。栗おこわと山菜がお膳で饗されていて、量もあり、栗の風味も感じられる美味しい良いお昼でした(食後、街中をを歩いてみたら、各店の特徴有る栗御飯が紹介されていたが、外観を拝見した中では私が食べたモノが一番美味そうだった)。

今日は酒屋さんを巡り歩きました。私たちが『寒晒し純米酒』を作っているせいもありますが。須坂も小布施も酒屋さんが沢山有り、それぞれに銘酒が売られていて、私は表示内容を研究しようと詳しく見て歩きました。こんな目的を持って歩くのも楽しいですよ。気に入ったお酒を探し、買い求めて来るなんて、お酒好きにとっては贅沢極まりないでしょう。

お酒は先日も書きましたが、見て歩いたお酒と私達が寒晒しして作っている『the幸村』とは、アルコール度・日本酒度・酸度の数値が大きく違います。この違いがどう支持されて行くのかがポイントでしょうが、ほとんど『the幸村』と近い数値のモノはございません。乞うご期待です。

長野県の『長野県地域産業活性化基金事業』で『the幸村』を申請しようと思っています。ラベル作成や販売戦略のついて、業務依頼や助言を頂き、地域ブランドとして認知されるように頑張りたいと思いますので、皆様方のご支援を頂ければと思っています。宜しくお願い致します。


2008年3月15日

●原村・農業実践大学校に学ぶ

9時30分過ぎ、久し振りに岡谷の友人宅へ用事兼遊びに行く。用事を済ませて『どこかに行こう』となって、後学のために(学習旅行の受入を行っているので、沢山の受入をやっている地域を見たい)原村の『八ヶ岳農業実践大学校』に行くことにする。

諏訪市・茅野市を通って原村に向かう。此処の地、八ヶ岳の裾野に広がる風景は、私達東信(東信州)とは全く違う風景です。まるで同じ長野県でも別世界に来たようで、北海道で昔、接したことがあるかなと思いだしてしまう。

なだらかな傾斜で、畑が大きく広がって続いていて、所々に林が見え、固まっている集落の向こうには、遠く離れて低い山が連なっている。田圃はと言えば、畑の間の低地にかろうじて見て取れるぐらいだから、よく見ないと判らない。水には苦労したことが想像できます。兎に角、開放感のある広大な大地になっている風景は、長野県でも此処だけでしょうね。

11時に原村の八ヶ岳農業実践大学校へ到着。この大学校には農業という仕事に就きたい人がたくさん居て、高卒・大卒・Iターン・定年帰農と有りとあらゆるケースの人が農業を目指して、農業実習しながら学び、働いています。そして地域特性を活かした酪農・養鶏etcが有りますが、ただ単なる飼育だけでなく、加工も学べます。色々な事が学べていいですね。

冬なので各施設は閉鎖されていて自由には見えませんでしたが、直売所がただ一箇所開いていました。ここには大学校で生み出される野菜から始まりミルクやチーズ、パンやお菓子類まで所狭しと並んでいて、冬以外の時期の盛況さが偲ばれる品揃いです。

喉が渇いていたのでアイスクリームを買い求め頂きましたが、最高。良いですよ。ハチミツも農場の直ぐ下で飼育されていますとのことで買い求めました。先日のハチミツとは大違い。こんなに違いがあるのに、先日の品もハチミツで通るのですから厭になりますね。

その後、原村のお隣、富士見町の蕎麦の活性化施設『おっこと亭』で昼食に蕎麦を食べる。結構な数のお客様がいて驚きます。車のナンバーを見ると、首都圏からも来ていることが判ります。中央道の脇にある立地条件の良さが、武石と違って羨ましい限りですね。蕎麦は美味しかったですが、「揚げ蕎麦掻き」も美味しかったです。

折角此処まで来たので、山梨まで足を伸ばしてみようと、山梨県境まで行ってみることにして、道の駅『蔦木(ツタキ)宿』でお茶を飲み、いざ山梨県へ。

急カーブの下り勾配の国道を下って山梨方面にいくと、県境の橋に辿り着く。『この橋が県境だ』と懐かしさが甦ります。長野県と山梨県の境の、標高差と隔てている川。高速道路が無かった時代、この道を通っていた頃の事が鮮明に思い出されます。東京へ行くときも帰るときも、此処を通過するたびに風景が変わり、違いに驚かされていた38年前頃から5年間ぐらいかな。

王滝村に行って体験会に参加していた大高木さんから無事に終了して、お見送りをしましたと連絡が入った。ご苦労様でした。上手く行ったようです。

最後は、茅野市の『尖石遺跡』に立ち寄る。国宝の『縄文のビーナス』が出土した事で有名ですが、ご存知ですか。縄文時代や弥生時代といわれた日本人の先祖の暮らしぶりに、現代人が見習う事が沢山ありますが、『現在の生活価値観では難しい』となるのでしょうが、これからの人間の暮らしには避けて通れない事に気が付かせて呉れますが、如何でしょうか。行ってみて下さい。

2008年3月14日

●観郷ウォークin青木

朝食も懐かしい昔料理。我が家のいつもの食事を思い出しながら頂く。8時30分、観郷ウォークが始まる。昨日のほっとステイ体験に引き続いて、招待体験会で12人の参加者が5分間隔で2班に別れて出発して行きました。

観郷ウォークの仕方は、設問ポイント8か所と地域住民に聞く設問2か所の合計10ポイントで、1ポイントに5問ずつありますので合計50問を、5kmを歩く中でその設問を解いて歩きます。コースを回る所要時間が決められていて、その時間より1分早く着いても遅く着いても減点1となります。

出題されている問題は環境問題、食問題、健康問題、地域問題となっています。自分の知識や同行者の知識を集めたり五感を使って解く問題が出され、班員同士の会話が無いと点数が取れないようになっています。

所要時間は2時間。私が同行した班は最後は駆け足になってしまいましたが、6分遅れでのゴールとなり、お気の毒でしたが減点6となってしまいました。話しが弾んで歩く速度が遅すぎたのでした。中間点で5分遅れでしたので、速く歩きましょうと助言したのでしたが、矢張り話がおもしろかったのですね。

ほっとステイも観郷ウォークも目指すところは、人と人とのふれあいを楽しみましょうと呼びかけています。知らない場所へ行って、知らない人と、自分の知らないことの話題を話す面白さはやってみないと解らないことだと思いますが、たくさんの教えに触れ合うことが人生を豊かにしてくれます。参加してみませんか。

みんなで採点した結果、最高得点は74点(減点6ですが)。ブービーは62点でした。優勝者には「マイタケ・大箱1箱」が贈られ、貰った人は当然大喜びですが、2位、3位にも贈られ、それぞれに商品を貰って喜んでいました。

昼食をいただきながらアンケートに答えて頂き感想をお聞きしたところ、皆様方から過分とも思えるお言葉を頂戴してしまうが、私たちが思っている形が評価されたものと喜びあえるものでした。

食後、上田駅にお送りする人と別所温泉へ送る人たちに分かれたので、私は別所温泉へお送りする。別所の佇まいに喜ばれ感謝され気持のよいご案内をさせて貰う。

その後上田市内の後藤先生宅へ伺い、住宅の改修計画の相談を受け、4時過ぎに帰宅。さっそく〔じゃむや:宮下〕さんから電話が入り、ビンのデザインと広告掲載について話し合い。更に茅野市観光連盟の横川さんからの電話で桃源郷街道のメンバーと「連絡を取り合い意見調整。21日に長野県庁に伺うことになる。宮下さんがやってきて話しをし終わって、松本の県工業研究センターの北沢さんと経産省の補助事業申請について手続き方法を相談。新たなthe幸村ができていくのか楽しみになります。

2008年3月13日

●真田・青木の体験会。the幸村分析結果

しばらく事務処理をやってなかったので行う。横関さんが9時25分過ぎ、奥さんとやってくる。お茶を飲みながら、the幸村に関してのこれからの進め方について話し合う。

先日、信州銘醸さんで絞って貰った『the幸村』の分析結果が滝沢さんから送られてきた。

アルコール度数17.7度(昨年は17.3)日本酒度-2.5(同-5)、酸度2.9(同3.1)でした。
一般的にはアルコール度数14~15、酒度±0~+5、酸度1.5位が普通なので、私たちのthe幸村の数値がいかに違うかがわかりますね。

数字で云っても分からないので言葉で表現すると、アルコール度数17.7度(普通は14~15)ですから、強いお酒ですね。日本酒度-2.5(同±0~+5)ですから、スッキリ辛口でなくコクがあります。酸度2.9(同1.5位)ですから、酸っぱさが強いのです。

これを飲んでみると、香りが高く、のど越しがいいので、ワインのような感じで飲めてしまいますので、アルコール度数が高いために酔いが強く、『危ない(酔っぱらってしまうので)お酒』となってしまいます。

王滝で15日に行われる観郷ウォーク開催について長和の柳沢君に連絡をして、先日の長和の資料をメールで送ってもらい出題調整。大高木さんが出向くので、大阪にいる大高木さんに連絡、打ち合わせを行う。

4時15分、青木村の道の駅に到着。体験者の到着を待って、宿泊旅館の「富士屋ホテル」に行く。5時30分からほっとステイや観郷ウォークの勉強会。私の「ふるさと回帰予備校」の教本を使っての講演。真剣にお聞きしていただいた。7時から懇親会。農協観光の塩野さんから、何回も『皆さんの活動に感激しました。皆さんの商品提案に感激しました』とおっしゃっていただく。ありがとうございます。富士屋ホテルでは久し振りの日本料理を頂く。とにかく昔料理で、懐かしさを覚えてしまいました。

2008年3月12日

●ほっとステイ体験会と中国からの学校交流申込

9時30分、受入家庭の上原さん宅へ『ほっとステイ体験者』をご案内し、お願いしてくる。

事務所に戻り、中国・シンセンからのほっとステイ予定の小学生の資料を持って、地元の武石小学校へ行って、堤校長先生に受け入れを打診する。

先生からは、学校交流も県の詳しい話しを聞いて、最終判断をすると言うことで一応了解を頂く。一安心です。そして以前から申し入れていた、地元の子供達の『ほっとステイ』体験をしませんかとの提案が、来年度から『おこなってみましょう』と良いお話しになった。アリガトウゴザイマス。

自宅で昼食を取り、上原さん宅へ体験して貰っている人達を迎えに行き、公民館へお連れする。原田さんは諏訪の地方事務所の高木さんに託しお別れ、私はほっとステイの詳しい説明を1時間30分おこなう。

日本旅行の佐々木さんは、この3月27日に車山でおこなう『教育旅行担当者の研修会』で、武石に来て、再度参加者に説明して頂ければ嬉しいですねと提案される。

是非お願いします。各地の責任者にも出席して貰って、名刺交換をさせて下さいとこちらもお願いする。双方の思惑が上手く一致すれば良いですね。

3時30分に上田駅にお送りし、事務所に4時過ぎ戻り、事務処理。

2008年3月11日

●観郷ウォーク体験会・純米酒the幸村、絞る。

7時20分過ぎ、宿泊したホテルを出て、上田駅に8時40分着の日本旅行の佐々木さんを出迎えに行く。

9時15分、長和の「マルメロの駅」に到着。観郷ウォークのルール説明を受けて9時40分、3班に分かれて競技開始。11時52分全員がゴール。

12時10分、「和紙の里」で昼食の蕎麦を食べながら、採点と解説、表彰式を行う。

原田さんと佐々木さんを乗用車に乗せて鷹山の「黒曜石ミュージアム」で施設見学。その後姫木平のペンション街を視察。「ここっと」さんに寄り込んで内部を見せて頂き、地域の紹介を受ける。

4時に丸子の長瀬の酒造店・「信州銘醸」さんで、仕込んで頂いていた寒晒し純米酒『the幸村』の絞り作業に、大高木さんも加わって立ち会う。今年の出来具合は、お酒の数値の日本酒度・酸度・アミノ酸度は昨年同様の様ですが、色が今年は磨りが良かったので薄く仕上がっていました。

私以外は運転行為が無いので試飲したが、飲んだ人はこれだけではよく分からない、と云うような事を言っていた。(不安ですね)

5時30分、白樺湖の『八子ヶ峰ホテル』到着。ほっとステイの受け入れを勧めて頂き、またその宿泊施設となる館内を見て、6時30分よりほっとステイの説明会。引き続き懇親会。試飲の際、コップ一杯分を頂いてあった寒晒し純米酒『the幸村』を、参加者で分けて飲んでみる。皆『これは旨い、良いですね。本当にアブナイお酒になってしまいますね』と言って頂く。良いお酒なのかな?と疑っていたのですが、本当に良かったです。

2008年3月10日

●立科・長和の講演会

朝から電話連絡のしっぱなし。休み続けていたつけが回ってしまっている。

13時に税務署で酒類販売の移動販売申請書を貰いに行く。説明を受けたあと、知人の所へ顔を出し、上田公園前のお店を、千本桜祭りの期間中にお借りし、「寒晒し純米酒・the幸村」の売り出しに使わせて欲しいとお願いし、了解を頂く。

14時に地方事務所商工課へ行って、坪井さんに地域を越えた観光の推進に協力を要請する。次に庄村さんに寒晒し蕎麦焼酎と寒晒し純米酒の販売について、経済産業省の支援事業に該当するので申請をするかどうかを相談。申請を薦めましょうと言う事になる。

地方事務所での話しを切り上げ、上田着3時18分の電車でお越しになる大阪の原田さんを出迎え、4時30分、白樺湖の池ノ平ホテルへご案内し、私と一緒に、立科・長和のほっとステイ商談会に参加。

5時から私の講演が1時間。そして6時30分から懇親会。ふるさと回帰に対する熱意は皆さん凄いものがありますね。各地の宿泊施設の人も参加してきたので良い意見交換ができ、有意義な時間を過ごすことができました。一度は泊ってみたかったホテルなのでここで宿泊する。


2008年3月 9日

●果樹園で剪定枝を拾い集める

朝、堀さんが分析用のお米を取りにやってくる。留守中の仕事を片づけるのに半日もかかってしまう。嫌になります。

名古屋マラソンをテレビ観戦。初マラソンの中村選手が優勝し、目標に向かってひたむきに、他者をあまり気にせずやり抜く姿に、何か私たち信州せいしゅん村と同じ環境を感じてしまう。

午後から、昨日切り倒した木の枝と以前から剪定していた枝を拾い集める。結構しゃがみ込んだり立ち上がったりの作業は思った以上の重労働です。

4時45分から、大高木さんと袋詰めしておいた寒晒し蕎麦を軽トラックで運びに行く。28袋と32袋の60袋。小屋の中に運び入れておく。夕方までかかって終わらせ、その後、12日の大阪商談会の意見交換。

2008年3月 8日

●果樹園で不要樹を切り倒す

9時過ぎから、小さいハウスで乾燥していた、堀さんから届いた玄蕎麦の、寒晒しした蕎麦の実をふるいに掛けて大ゴミと石を除き、次に唐箕を掛けて風選し、小ゴミと砂と鳥の糞を除き、仕上げ作業を行う。

午後は取り込み作業を大高木さんも手伝った呉れ、蕎麦を秤に掛けて、袋に22.5㎏ずつ詰める。結構な仕事量でした。6袋もあった。

その後、果樹園でチェーンソーを使って、不要樹を切り倒す。私が農薬散布が嫌いなもので、どうしても木が傷んでしまいます。これがゆえに、切り倒すことが私の責任だと反省し、罪のない木を切ることは涙のでる作業で、とても辛いですね。暗々迄(暗くなり始めるまで)やって帰宅。
 
夜7時から、のうのうの会。今回は参加者は6人。意気軒昂に話し合う。特に宮下さんのジャム作りに対する熱意や見識には目を見張ってしまいます。

2008年3月 7日

●真田から体験者が

朝、昨日までの私の九州博多商談会と熊本キャラバンと、大高木さんの5日の東京商談会に参加して得た情報を話し合う。

私達の行っている「ほっとステイ事業」が東京での講演会で『これからは・・・・』と示唆されたとのこと。説明会場では『私達は今の講演されたことをやっています』と商品説明を行って来たと自慢していた。

私の方は昨日までの動きで判った、茅野市を含めた範囲でルート化しなければと茅野にも伝え、これについて観光協会まで巻き込んで資料を作りましょうということになり、観光連盟が話しにのってこなくても、こちらは独自で行いますと伝えてきたと話す。

8時50分、公民館へ真田から「信州しあわせ村真田」の余頃さんと山崎さん、大久保さんに引率されて『ほっとステイ受入家庭』が、武石の受入家庭に入っての体験会に11人がやって来た。

小沢根の桜井さん宅と小寺尾の宮下さん宅へ案内し体験して貰う。ありのままの体験を提供する事に対して理解をするために来たのですが、良く理解して貰ったようだった。作業は両家とも「剪定枝の片付け」を行う。

2時30分から公民館をお借りし、信州せいしゅん村から受入家庭に伝える大事な部分の説明を対談を含めて講演させて貰う。4時迄まで。

昼食後、℡をしっぱなし。
亀屋ホテルの平岡支配人と資料作成、県観光協会の小林さんと台湾からの修学旅行、長和の森田さんと小学校の学校交流、立科の吉澤さんと長野県庁行きの件。ほかに中川大工さん、後藤行政書士。2時20分、真田の打ち合わせにやっとこ間に合うような状態だった。

真田の一行をを見送った後、再度大高木さんと朝の打ち合わせの続き。松本の「長野県工業技術総合センター 情報技術部門 情報システム部 主任研究員 北 沢さん 」と第2回キッズデザイン賞の募集案内が北沢さんからきていたので、電話し北沢さんの考え方等をお聞きし、前向きに検討していくことにする。

夜は、水野さんから長野県デザイン協会の長野県デザインアワードと北沢さんが薦めてくれた経産省のキッズデザインについて話し合う。ヤルとなれば忙しいですね。


2008年3月 6日

●7時間の列車の旅

今朝は8時30分にロビーに集合、9時に一校目にお邪魔する。今回の修学旅行キャラバンで伺う学校は皆私立で校舎も先生も生徒さんも素晴らしいので感心してしまいますが、この学校さんも幼稚園から高校までの一貫校で、応接室には高校生が獲得した優勝旗やトロフィーが所狭しと並んでいた。各種の活動への思いと成果が示されていて、驚くばかりです。

二j校目は生徒数500余人を数える学校さんです。教頭先生は白樺湖をよく知っていて親しみが湧く様です。何回も行っていたそうですが、現在は違う場所へ行っているとのこと。

理由をお尋ねすると、入試方法が変わり、前期後期の2回になった影響で、試験を中学校と高校が2回づてに行うので、4回あるようになり、入試を1月には行うことができなくなり、12月にやるようになってしまったと言っていました。そのため積雪に不安のある地域には行かれなくなっているのですとお話しを頂く。これには困ってしまいますね。どう対処しましょうか、本当に困りますね。

スムースに訪問が終わり、予定を早めて帰宅行動に移ることにする。大分に行っている青木の宮下さんに連絡を取ってみると、向こうも予定を終了したとのことで、時間を早めて帰ることにする。

私は熊本発11時55分で博多でのぞみに乗り込み、小倉で宮下さんと合流。名古屋で中央線に乗り換えて5時発で松本到着7時07分。7時間の長旅でした。

列車の中では宮下さんとキャラバンで得た情報を分析しあい、茅野の横川さんと意見交換し、早急に対処しようと云う事になった。なるべく早くしましょうね。

2008年3月 5日

●熊本で学校廻り

朝8時15分博多発、熊本行きの電車に乗る。熊本市内の私立高校へ伺って長野県への修学旅行をお勧めするキャラバンです。

電車に乗って驚き。内部が飛行機みたいな内装や収納になっていて、『今日の運転手は・・・、車掌は・・・、客室乗務員は・・・と・・・です。よろしくお願いします』とアナウンスです。列車内を歩く乗務員のいでたちはスチュワーデスとソックリです。物品を売り歩くときには着替えをしてきます。JR九州の向上しようとする努力には敬服するしかありませんね。

9時30分に熊本駅に到着しレンタカーを借りて市内をカーナビを見て訪ね歩く。行く先々の私立高校はどの学校も素晴らしい建物で、しかも生徒も礼儀正しく、こんな学校もあるのだなと感心することしきりです。

学校側は校長先生や教頭先生が対応して下さいます。そして熊本県ではスキー修学旅行をどこの学校もやっていることを話していました。しかし、教育旅行としてスキーでの学習効果を評価しなおさないといけない時になっています、と云うような先生もいて、同行している白樺湖のホテルさんたちは驚いてしまったようです。

でも、私が『ほっとステイ』の紹介をして、学習効果事例をお話しすると、『これがいいです。これが組み合わされれば良いんですよ』と、気持ちよいほどのいい評価をしてくれます。有りがたいお話で、こちら側としてもつい力が入って、詳しい説明を繰り返してしまいました。(同行者の皆さん、時間を取ってしまってすみませんでした)

昼食は『水前寺公園』で取って、4時過ぎに予定を終了し、オープンしたてのホテルに入る。こんなに気持ちの良いホテルに泊まったのは初めて。地酒を飲んでぐっすりと休む。

2008年3月 4日

●九州博多にて

朝5時30分に家を出て、松本駅へ大高木さんに送ってもらう。今日から三日間、九州で学習旅行誘致推進協議会のエージェント商談会とキャラバン隊への参加です。

7時07分のしなのビュー2号の特急に乗り込み、来る途中の明科駅から乗り込んでいた青木の宮下さんと菅平の大久保さんと合流。名古屋9時着。名古屋から新幹線のぞみに乗り換え、九州の博多着13時。

13時30分からエージェント招待商談会が始まりました。県観光協会の恵崎常務理事の開会の挨拶から、各地の参加者の地域紹介。私は茅野市の白樺湖と車山のホテルの皆さんと一緒のグループです。地域の紹介とホテルの紹介、そして日帰り体験『ほっとステイ』を紹介して、皆さんが終わるのを待って、2時40分から各地のブースで商談会となる。

商談会に入って、他地区に先駆けて、真っ先に私のところにお客様がお見えになる。阪急交通社のお二人さんでした。『小林さん、こういうものを探していたのですよ』。嬉しいですね、泣けてきてしまいます。さらに観郷ウォークも詳しく紹介すると『これは参ったなあ、これは一番いいですね』と表現して頂く。

他のエージェントさんにも説明して見るが、概ね好評です。来た甲斐があったとほこの事ですね。誘客に繋がって欲しいです。

青木の宮下さん達も手応えがあったそうです。

夜は宿泊したホテルの1階で食事をしながら反省会。もっと売り込もうとなる。


2008年3月 3日

●木曽郡王滝村にて

寒晒しした玄蕎麦を10kg量って農協へ製粉に出す。今日の3時には仕上がるそうです。精米の歩留まりや品質の出来を試したいので、近々打って食べてみます。

9時15分、大高木さんと二人で木曽郡王滝村に出かける。今回は『信州おんたけ村』のメンバーの皆さんや役場の皆さんに、10年前から始まった私たち信州せいしゅん村の地域活性化活動の動き考え方をお伝えし、行政と一体になった地域活動への取り組みを目指て欲しいと、こちらから呼び掛けて実現しました。12時20分に到着。

12時30分に『信州おんたけ村』のメンバーが集まり事前打ち合わせ。勉強会は1時から始まる。参加者は役場から教育長と再建室長や4人、おんたけ村のメンバー5人、受け入れ家庭4人。

何故、民間でやらなくてはいけないのか。何故、有志が始めなくてはいけないのか。何故、この取り組みから始めなくていけないのか。何故、協働作業にならないのか。何故、誘客活動をしなくてはいけないのか。何故、組織化をしなくてはいけないのか。何故、将来を予想をしなければいけないのか、のテーマについて、私からの一方的な発言のあと、活発な意見交換会というか話し合いが行われ、4時まで行い、解散。その後、胡桃沢さんたちと話し合いをさらにして、4時20分帰路につく。7時30分帰宅。

今日の勉強会が成功して呉れればと願っていますが、行政側に思いこみというか、間違った印象が強く残っていて大変ですが、どうでしょうか。

2008年3月 2日

●一日中、果樹園

日本農業新聞の朝刊記事に、私がブログに昨日書いた蕎麦の収穫量の事が、『山形県が独自支援』の見出しで第一面に載っていましたよ。そこには山形県の平均収量は47kg、全国平均は60kgで、山形県では栽培に力を入れて、収量を上げるために補助金を支給しますとの内容だった。

そこで改めて農水省のデータベースを検索。昨年08年は主産県の平均は69kg、山形は55kg、長野県は81kgとなっていました(さすが信州!)。昨日のお店も収穫目標を訂正しないといけないですね。

今日は一日中果樹園で剪定作業。遅くなってしまうと木に負担がかかってしまうので、もっと早くやらないといけないのですが、用事がありすぎて出来なくって困っていました。何故早くやらなければいけないかというと、木が水を吸い上げはじめてきてから枝を切ると、その切り口からポタポタと樹液が滴り落ちるのです。人間でいえば出血している状態かな。止血が出来ないと死んでしまいますね。だから果樹の生命活動が休止している冬の間にやるのです。

我が家の果樹園は、愉しむ果樹園ですからたくさんの種類の果樹を植えてあります。桃、カリン、梅、ナシ、リンゴ、サクランボ、サルナシ、ブドウ、洋ナシ、柿、キウイ。

皆さんは知っていますか。イギリスでは『紳士の嗜み』として果樹園の手入れをしているそうで、こだわりのジャムやチーズやジュースや・・・いろいろな自慢をし合っているらしいですね。果樹園での作業が、普段の生活と違いストレスを解消させることに繋がることになっているようです。兎に角、農産物を自分で栽培して収穫し、自分で加工して自家用にしたり周りに配ったり、農業を楽しんでいるようです。

ところでイギリスは1961年には食料自給率が42%まで割り込んでいた国ですが、1996年は79%の最高値を記録し、2002年はちょっと下がりましたが、なんと74%になっています。自給率はイギリスの国策で高まったのですが、人々の農業への関心が高まり、イギリスの皆さんが農業への取り組みを改めてやり始めたからでしょうね。色々と積み重なった結果がイギリスでは良い方向になったので、紳士の嗜みから生み出される『こだわりの品』ができるのですね。羨ましい。

日本もこれからこのような事への強まりが始まるのではないでしょうか。農業が見直されますよ。皆さん始めませんか。信州せいしゅん村では、このような方にお手伝いをしています。お気軽にお尋ねくださいね。

2008年3月 1日

●信州大学感性工学科で

食後7時30分過ぎ、田圃に降ろしてあった剪定枝を、消防署に連絡を入れて、焚きあげに行く。9時10分までやっていてほとんど燃やしてしまったので、急いで自宅に戻る。大高木さんが待っていたが、メールを見ると横浜から、体験会に参加したいと女性から連絡が入っていたので、返信を出して9時30分家を出る。

10時に上田の信州大学繊維学部感性工学科の上条先生の所に伺う。先方は松本から工業センターの北沢さん、こちらは立科の吉澤さんと大高木さんの5人で、私たちの取り組みの延長上にある、癒され度の取り組みについて、今までの活動の考え方ややりから説明し、今後の協力を依頼する。

積み上げてある実績が証明するこれらの事実を、どう受け止め、どう生かすかを相談に上がったのですが、本当に驚いていた。活かし方は3通りありますねと云う事で、私たちの求めていることに協力と云うよりも、勉強させてくれと云うような言い方になってしまいました。次年度から積極的に取り組んで頂けることになりました。

12時過ぎに部屋を出て、外で吉澤さんの車に『ふるさと回帰予備校』の教本500部を移して別れ、私たちは学校を出て、大高木さんと昼食を取りに、有名な蕎麦屋さんに行ってみる。2年ほど前に建て替えられたこの蕎麦屋さんは、いつも繁盛していて、なかなか入れない状態のお店です。

蕎麦の盛りがいいことが有名で、大盛りなどとても普通の人では食べられる量ではありません。だから7割蕎麦だと言っても、人気があるのかもしれませんね。

でも残念なことが一つ。目標と書かれているので嘘を書いていると決めつける訳にはならないかも知れませんが、20ヘクタールの自家農園で70トンの収穫目標と、お店の紹介パンフに説明されていましたが、こんなに取れるわけは絶対ありえません。普通、蕎麦の反収は(1反歩=10アール当たり)80kgです。だから20ヘクタールでは16トンが目標数量なはずで、多くみても20トンでしょうね。玄蕎麦の使用量がどのくらい化は分りませんが、わざと間違えているような印象を感じました。もっと正直に書いてほしいですね。

1時30分、再び信州大学の構内へ。第6回長野県感性工学研究会に出席。『エコール・ド・まつしろ』の仕掛け人の石川さんの講演が有ったので、興味深くお聞きさせていただきました。どこでも苦労はしないと評価されるようなことにはならないですね。考え方は矢張り私たちと同じ。行動原理も同じ。頑張りましょう。

講演後、今年度の課題と次年度の計画。春には私たちのほっとステイや観郷ウォークを体験して、共に汗を流し、感性の共有化を図ることをしたいと、計画の中で予定を立てるそうです。

会議終了後、地方事務所商工課の庄村さんと帰り際に話す。地域資源活用支援事業の申請をしていったらどうですかと勧められる。良くお聞きして考えてみますと返事をする。5時30分、大学を出る。

家にたどり着く前に、朝やった剪定枝を焼却した田圃に寄ってみる。見事に燃え尽きて灰になっていたが、灰をひっくり返してみると、『おき=炭火』の火種がたくさん残っている。これが火事の元になってきたのですね。昔、「紙袋に入れた取り灰の残り火で火事になった」ことが何回も発生したのを思い出す。怖いですね。